サッカーの日本代表選手が食べているカレーを提供する「鹿嶋サポーターズメニュー」が、茨城県鹿嶋市内を中心とした飲食店で始まっている。新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店を応援しようと、市商工会青年部が企画。らーめん店や居酒屋など計8店で工夫を凝らしたカレーが味わえる。
各店のメニューを、日本代表帯同シェフを務める西芳照シェフが監修。実際に西シェフが日本代表に振る舞っているカレーのレシピを使い、各店が特別メニューを考案した。生地にカレーをはさんだ大判焼きやカレーピザなど、各店の個性が光る。企画は来年3月末まで。今後、参加店舗を増やしていく予定。
西シェフは、サッカー・J1鹿島アントラーズのジーコ・テクニカルディレクターがかつて率いた日本代表チームや、2018年にアジアチャンピオンズリーグを制覇した鹿島の帯同シェフを務めた。東日本大震災後は、復興を願って県立カシマサッカースタジアムで開催した「オープンスタジアム」に出店するなど市民になじみ深い存在だ。
同会青年部の山町浩信部長はサッカー観戦で訪れた来訪者に向け、「カレーをきっかけに、鹿嶋の雰囲気や人の良さを発見してほしい」と力を込める。
問い合わせは、同商工会サポーターズメニュー運営事務局(電)0299(82)1919。
【参加店】 魚吉食堂▽カフェれんが(サンロード鹿島)▽かしま甘太郎▽遊酒宮なか▽焼肉道場▽食いもの市場やぐら▽恵比寿らーめん▽Dining Bar BOBO
◆サッカーの街でカレー味わおう 鹿嶋の飲食店8店 日本代表帯同の西シェフ監修(茨城新聞)