<明治安田生命J1:浦和2-1鳥栖>◇第24節◇14日◇浦和駒場
鹿島アントラーズから期限付きで今夏新加入のサガン鳥栖MF白崎凌兵(28)が14日、浦和レッズ戦(浦和駒場)に移籍後初出場し奮闘した。
先発の白崎だけではなく、鹿島から新加入のMF小泉慶(26)、北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍のFW岩崎悠人(23)も後半途中から出場した。特に白崎、小泉は金明輝監督(40)が「チームの戦力としての補強になっている」という高いパフォーマンスでけん引した。
白崎は「練習は2日しかできていない」という中での鳥栖デビューだった。しかし「自分がピッチに入って、どういう風にやっていくか、イメージは少しはあった」。1-2の敗戦の中にも手応えを得た様子だ。
今後については「ボールを受けた時に、高い位置で受ける回数を増やして行くことが大事。(浦和戦は)受けに落ちすぎた。もう1個、高い位置で受けることによって、自分のパスだったり、アイデアがより生きてくると思う」と、前を向いた。
この日1得点のFW山下敬大(25)も白崎について「ゴール前の質が楽しみ。個のレベルが高い選手が来てくれたので早く慣れたい」と歓迎する。
鳥栖は24試合を終え3位をキープしている。だが、この日の浦和戦では主導権を握られ、前回敗戦のリベンジに沈んだ。
今夏の移籍で東京オリンピック(五輪)に出場して活躍したFW林大地(24)、ボランチで攻守の要だったMF松岡大起(20)が完全移籍で流出した。その穴を埋めるべく獲得された白崎ら新加入組にかかる期待は大きい。【菊川光一】
◆鳥栖新加入の白崎、練習2日でデビュー 敗戦も今後のイメージ手応え(ニッカン)