目標の金メダルまで、あと2つ。U-24日本代表FW上田綺世(鹿島)は、翌3日に控える準決勝スペイン戦に向け、「少しでも良いコンディションで迎えられるように準備したい」と語った。
31日に行われた準々決勝ニュージーランド戦。ベンチスタートとなるも、0-0で迎えた後半24分にピッチに送り込まれた。同37分の決定機を相手GKの好セーブに阻まれながらも、PK戦では「この状況を作ってしまったのは僕」と1番手に立候補。プレッシャーの懸かる状況だったが、見事にネットを揺らしてチームに勢いをもたらした。
しかし、自身のプレーには満足していない。シュートの場面は作り出しているが、「その本数がすごく少ないし、決めないといけないシーンもあった」と反省。そして、「もっと得点チャンスを増やしていかないといけないと感じている」と視線を鋭くさせた。
準決勝ではスペインと対戦。「技術的にはすごくクオリティの高いチームだし、もしかしたらずっとボールを持たれるかもしれない」と警戒を強めつつ、「粘り強さや賢く戦うところが日本人の武器だと思う。また先制点を取って2点、3点と追加できるように、アグレッシブに戦っていきたい」と力強く語った。
(取材・文 折戸岳彦)
◆次こそはゴールを…FW上田綺世、スペイン戦も「アグレッシブに戦っていきたい」(ゲキサカ)