浦和レッズユース出身で、かつてアビスパ福岡でもプレーした邦本宜裕(全北現代モータース)が、韓国Kリーグで通算100試合出場の大台に乗った。
邦本は8月7日のKリーグ1第23節、大邱FC戦で通算100試合出場を達成。15日にホームで行われた第25節FCソウル戦の試合前に記念式が開かれた。
邦本は2018年から2シーズン在籍した慶南FC(現2部)で通算63試合出場7ゴール4アシスト、2020年から加入した全北現代では第25節終了時点で通算39試合出場4ゴール3アシストを記録している。現在までの4年間、毎シーズンで安定した出場機会を得られていることからも、両クラブで指揮官の厚い信頼を受けていることがわかる。
これまで約20人以上の日本人選手がKリーグに参戦してきたなか、過去に100試合出場を達成した選手は2人のみ。蔚山現代とソウルイーランドFCで通算110試合に出場した増田誓志と、FCソウルと蔚山現代で通算100試合に出場したエスクデロ競飛王だ。
なお、邦本と同じく現在もKリーグでプレーする日本人選手のなかでは、西翼(大邱FC)が通算67試合、石田雅俊(大田ハナシチズン)が通算63試合に出場している。
邦本は今後、順調に出場数を重ねられれば、今シーズン中にも増田が持つ日本人Kリーガー最多出場記録を更新する可能性がある。来る9月からはAFCチャンピオンズリーグの決勝トーナメントもスタートするだけに、韓国王者で主力を張る邦本のパフォーマンスには注目しておきたいところだ。
文=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)
◆邦本宜裕がKリーグで通算100試合出場を達成…日本人選手として史上3人目(サッカーキング)