日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年11月24日水曜日

◆柴崎岳「いまはミドルシュートが自信につながっている」今季2点目、チームも降格圏脱出(報知)








 【サラゴサ(スペイン)22日=豊福 晋】日本代表MF柴崎岳が所属するスペイン2部のレガネスはアウェーでサラゴサと対戦し、2―0で勝利した。柴崎は今季2点目を決め勝利に貢献した。

*  *  *

 見ていたのはゴールの枠だけだった。後半20分、左サイドのMFパルドに柴崎は両手を上げてボールを要求。エリア手前でパスを受け迷うことなく右足を一閃、ゴール左隅を揺らした。

「無駄な力も入っていなかったと思うし、ミドルの感触は良くなってきている。いつも蹴っている感覚でしっかりとらえようと。今はああいうシーンがあれば他のことは考えずに打とうと思えている」

 前半に遠目から狙ったシュートはGKに止められたが、そこでピッチの状態と濡れたボールの感触をつかんだ。「チャンスがあればもう1本打とう」。そう考えていた後半、2本目で仕留めた。

 明らかにシュートへの意識が高まっている。得点の場面、柴崎の右では先制点を決めたFWランジェロビッチがフリーでエリア内に走り込んでいた。得意のスルーパスを出す絶好の機会だったが、あえてシュートを選択した裏には積み重ねてきた自信がある。

 第8節のルーゴ戦で決めた今季初得点もミドルシュートだった。同ゴールは高く評価され、10月のチームMVPにも選出された。レガネスのホームでは、エリア手前で柴崎がボールを持てばシュートを期待するファンの声が響くようになった。

 「今はミドルシュートが自信につながっている。ルーゴ戦以降、1試合1本はミドルを打てている。防がれることもあるけど期待値は上がっている。今日は入ったな、と」

 日本代表では辛辣な批判も浴びた。結局は他人でしかない、とサラリと流すが「もちろんいい気持ちではないときもある」とも言う。しかし雑音を追いやり、スペインに戻ってからは目の前の練習に取り組んだ。チームは降格圏に沈み、監督も交代したばかり。頭は切り替わっていた。

 「代表での個人的なパフォーマンスには納得いっていない部分も多いけど、2勝で結果が出たのはよかった。いい時もあれば悪い時もサッカー人生の中にはある。それはすべて受け入れて、自分の中で消化している。よくない時にどうするかというところに選手としての差が出ると思っている。これからをどうしていくかは自分次第」

 呼び寄せた勝利でレガネスは降格圏を脱した。得点後、ベンチ前に走った柴崎の周りにチームメイトや控え選手が集まり、次々と重なった。歓喜の輪の中心に、すっきりとした表情の柴崎がいた。


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◆柴崎岳「いまはミドルシュートが自信につながっている」今季2点目、チームも降格圏脱出(報知)

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