日本サッカー協会は16日、24年パリ五輪出場を目指す日本代表監督に大岩剛氏が就任すると発表した。協会はJ1での実績、国際舞台での経験を重視し、人選を進めていた。大岩氏は17年途中から19年まで鹿島を指揮し、J1で2、3、3位と上位に進出。18年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ではクラブを悲願の初優勝に導いた。退任後は協会の指導者養成にかかわっていた。
反町康治技術委員長は「アジアの戦い方を熟知していることも一つの要素となった。厳格で意思の強さを感じ、まさに監督だなと。適任だと思う」と説明した。指導者養成の講師として接する中では「人となりもよくわかっている」と印象も明かした。
来年6月に予定されるU―23アジア選手権(ウズベキスタン)を目指してチーム作りに着手する予定。同委員長は「メダルに届くようにしてもらいたい」と大岩氏の手腕に期待した。
◆パリ五輪代表監督に大岩剛氏が就任 日本協会が発表(報知)