鹿島のFWエベラウドが4日の練習後、オンライン取材に応じ、2日の柏戦でPKを譲り受けたFW鈴木優磨に「直接お礼を申し上げた」と明かした。1―1で迎えた後半36分、今季初ゴールとなるPKを決め、勝利に貢献。ベルギー1部サークル・ブリュージュに移籍したエースFW上田綺世不在となった初戦を白星で飾った。
鈴木の行動を、エベラウドは「全員がチームの一員であり、チーム力が問われる(試合だった)。そういう意味で彼の姿勢が、我々のチームを代表しているのではないか。個人のエゴではなく、一人ひとりを上昇させることが我々の考え」とくみ取ったという。個人としても、この今季初ゴールを「多くの得点のスタートになれば」「(2020年に記録した)18得点6アシストのエベラウドに戻すことを最大限やらなくちゃいけない」と誓った。
この先、気温の上昇が見込まれ、リーグ、天皇杯と連戦となる。「どこかのタイミングで今出ていない選手も必要になってくる。全員で力を合わせて、手をつなぎ、勝利を手にすることができればと思います」。次戦はホームのC大阪戦(6日)。「(首位の)横浜FMに引き離されないためにも勝ち点3を手にしなければならない」と見据えた。
◆鹿島FWエベラウド PKを譲り受けた鈴木優磨に直接お礼 「彼の姿勢が我々の考えを代表している」(報知)