「1本目、開幕をにらんだようなゲームでは、3試合で1失点」
鹿島アントラーズの岩政大樹監督が、1月28日にオンラインでの取材に対応。宮崎キャンプでの成果と課題を振り返った。
まず、岩政監督は成果として、初日以外は故障者が少なかった点と、「選手たちの今の状態、身体も心も見極めが第一。ある程度めどがついた」と語る。
一方、キャンプ中のトレーニングマッチでは、J2チームに“3連敗”を喫した。21日の徳島ヴォルティス戦は、45分×2本と30分×1本の形式で2-0、1-2、0-4。24日のファジアーノ岡山戦は同形式で、0-1、0-4、1-0。27日のFC町田ゼルビア戦は、45分×4本で0-0、0-0、0-2、0-1だった。
まさかの“全敗”に終わったが、「開幕の時点で守備をしっかり固めて、攻撃はシーズンを通じて上積みする」という指揮官は、「1本目、開幕をにらんだようなゲームでは、3試合で1失点。そこは評価している」と手応えを口にする。
一方、試合結果から「課題は明白」として、「もう少し奮起してほしかった選手たちもいる。選手というよりもチーム全体の空気感として、ここ数年、鹿島が失ってしまったものを取り戻すのも、同時にやっていかないといけないと再確認した」という。
また、「ゴールの許し方も、許した後の姿勢も、“常勝チーム”と謳うのであれば、あるまじき試合だった」として、「全員で変えていこう、と話した」と明かした。
今後については、「常にフェアに、調子が良い選手たちでメンバーを組んでいく」。そのうえで「最適なバランスを見つけて、少し迷いがある選手たちも、メンバーや、やり方が固まれば、はっきりするところがたくさんある」として、「3週間あればつめられる」と自信を見せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆「“常勝チーム”と謳うのであれば、あるまじき試合」鹿島の岩政監督がJ2勢に“3連敗”を振り返る。「評価している」点は?(サッカーダイジェスト)