サッカーJ1鹿島の岩政大樹監督(41)が18日、YBCルヴァン杯・福岡戦(19日・ベスト電器スタジアム)を前にオンラインで取材に応じた。15日の神戸戦で5失点の大敗を喫し、想定外の15位に低迷する苦境に陥りながらも、岩政監督は「自分の中ですごく吹っ切れたことがある」と前向きに切り出し、「ここまで選手たちが本気でやってくれているのであれば、僕が逃げるわけにはいかない」と時折、笑みを交えて意欲的に語った。
ホームで歴史的な惨敗劇を突き付けられ、指揮官自身は「気づきがあった」という。岩政監督は「選手たちに『チャレンジャーであろう』と言っているにもかかわらず、自分自身が結果や負けることへの恐れを抱いてこのシーズンを過ごしていたような気がする。そこを取っ払おうかな思った」と話した。
今季公式戦11試合でわずか3勝。解任論も出る中、岩政監督は「野心がないから、僕はどうでもいい」。その上で、「自分が40歳になったら、大してお金を稼いだって関係ない。名声だって関係ない。死がだんだん近づいて、折り返し地点を過ぎて、別に自分が何かを成し遂げようが、成し遂げまいが、世の中は回っていく。自分が死んだら、誰も覚えていない。自分はどうでもいい」と淡々と指摘。あくまでも自らの去就に関心はなく、「どうやって勝つのかっていうのが、このクラブを率い始めた時の出発点。(そこから導けば)いまやっていることの上積みに行き当たる。信念を持ってやるだけ」と前だけを見据えた。
◆【J1鹿島】15位低迷の岩政大樹監督、解任論浮上に「野心がないから、僕はどうでもいい」(中スポ)
『選手達に"チャレンジャーであろう"と言っているにも関わらず、自分自身が結果や負ける事への恐れを抱いてシーズンを過ごしていた様な気がする。そこを取っ払おうかな』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) April 19, 2023
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