日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年4月19日水曜日

◆【ルヴァン杯】鹿島岩政監督15日1-5大敗で「吹っ切れた」 選手に課した“挑戦者”を自分に(ニッカン)



岩政大樹


鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が18日、ルヴァン杯・アビスパ福岡戦(19日、駅スタ)に向けオンライン取材に応じ、チャレンジャーとしてぶれずに進む決意を語った。

15日のホームでのヴィッセル神戸戦で、1-5の歴史的大敗を喫した。その直後、メディアでは「解任」の文字も踊った。岩政監督は「自分の中で吹っ切れたことがある」と語り始めた。

神戸戦を分析しながら見直すと、アタッキングサード(攻撃エリア)に入った回数は神戸より多く、柏レイソル戦とは異なり、1-5になっても戦い続けた選手たちの姿勢があった。

岩政監督は常々、選手に「チャレンジャーであろう」と言ってきたが、自分自身に問いかけたとき「結果とか、負けることへの恐れを抱いてこのシーズンを過ごしていた気がする」と気付いたという。「指導者としてチャレンジャーであれ」と言っているが、「自分自身がチャレンジャーになっていないのに選手がなりきれるわけがない」と続けた。

今季はDF植田、昌子が復帰し、補強も含め優勝争いができる戦力が整ったと前評判が高かった。期待が大きいからこそ、どこかでチャレンジャーになりきれなかった。岩政監督はその理由に「1つは鹿島の監督をやることの宿命。勝利に他クラブ以上に向き合わないといけない。知った上でやっている。そこで必要以上に感じすぎたのかもしれない」と振り返った。

同時に「鹿島は僕らの時代から、僕らより大きい予算のクラブを相手に、どう勝つかを追究しないといけない」と、自身の原点にも立ち返ることができたという。岩政監督は「(ビッグクラブに)どう勝つか。僕がこのチームを率い始めたときの出発点」と言い切った。

ここ数年の鹿島は指揮官が早いスパンで交代している。目先の勝利は手に入れるが壁にぶち当たり、タイトルが取れない時期を過ごす壁に当たり、スタイルを求めて監督交代を繰り返している。岩政監督は「またやり直そうぜ、という繰り返しを何回やってきたのかという話。そこで僕がやり切らないといけないという自負で僕が始めたつもり。それをやるしかない」。

そう思えるのも、神戸戦で見せた選手の姿だ。神戸の大敗後、選手たちには「自分たちのできていること」「できていないこと」を明確に提示し、共有。選手も前向きに練習に励んでいる手応えを感じている。「選手たちのやっている景色は全然、僕が率い始めたときから変わっている。ここまで選手が本気でやってくれているなら、僕から逃げるわけにはいかない」とし「信念を持ってやるだけ」と自らに言い聞かせた。

ルヴァン杯・福岡戦はフレッシュなメンバーを起用する。吹っ切った岩政監督は「明日の試合はワクワク楽しみにしてスタジアムに入って、選手のプレーを楽しんでベンチで見てみたい」と話した。





◆【ルヴァン杯】鹿島岩政監督15日1-5大敗で「吹っ切れた」 選手に課した“挑戦者”を自分に(ニッカン)





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