J1鹿島の岩政大樹監督(41)が6日、天皇杯の初戦となる2回戦ホンダFC戦(7日、カシマ)に向けてオンラインで取材に応じ「難しい試合になると思うが、必ず勝ち上がらなければいけない」と意気込みを語った。
4部相当の日本フットボールリーグ(JFL)に所属するホンダFCは、21年の天皇杯2回戦で横浜をPK戦の末に下すなど、過去に何度もJクラブ相手にジャイアント・キリング(大番狂わせ)を演じてきた。
岩政監督は「僕個人は番狂わせという考えは持っていない。天皇杯は同じ条件で試合が始まって、勝った方が残って負けた方が落ちていくだけの大会」と淡々と語った。「周りはカテゴリーの話をするが、それはリーグのカテゴリー。選手にもそういうメンタリティで試合に入ってほしい。昨年はJ2クラブが優勝したが、どのカテゴリーが優勝しても別におかしくない」と警戒感を強めていた。
前回大会は準決勝でカテゴリーが下のJ2甲府に敗れた苦い記憶もある。敗戦直後には「クラブ史に残る大失態」と肩を落としていた岩政監督だったが「正直なところ、あまりあの試合は頭にないです。新しい大会に対して、今のチームをどう進めていくかというところで頭がいっぱい。あそこを取り返す意識は残念ながら一切ない。いま言われるまで覚えていなかったですね。そういうものですね。現場って」と話していた。
◆鹿島・岩政監督“ジャイキリ”常連のホンダFCを警戒「優勝してもおかしくない」7日天皇杯2回戦(スポニチ)