鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が5日、ホームでのコンサドーレ札幌戦(6日)に向けオンライン取材に応じ、中断明けからのスパートを誓った。
3週間のリーグ戦中断期間で、長期休暇を取るクラブもあった中、鹿島は大型連休を取らず練習に励んできた。指揮官は「フィジカル的にもしっかり負荷をかけ選手たちの体は動いている。そこは成果」と振り返った。
チームのサイドバックは、DF安西が札幌戦は出場停止でDF広瀬が別メニュー調整。札幌戦ではJ2甲府から加入したMF須貝、高卒2年目のDF溝口の先発が濃厚だ。天皇杯は3回戦で敗退していたため、2日に天皇杯の試合が無かった。岩政監督は「天皇杯敗れていいことは基本的にないが、挙げるとすれば試合が無くて札幌にむけての準備が出来た」と前向きに捉え「この2人には広瀬、安西にない特長がある。それをプラスアルファで付け加えてくれればチーム力が上がる。楽しみにしている」と期待を寄せた。
中断期間前まではホームで3勝3敗3分け。アウェーで6勝3敗3分けだった。岩政監督は「ホームで勝ち点3を取り続けるクラブに戻っていかないといけない。5、6月にホームで勝ち点3の試合が出てきている。後半戦でいい試合をして、新しい鹿島の形を披露できるような試合が出せるようにしたい。これが僕らのテーマであり僕の願い」とキッパリ。リーグ戦は13試合残っており、ホームでの試合が8試合。指揮官は「そこが希望。アウェーの1試合が国立競技場。そう考えると僕たち次第でいろんなものが変わる状況にある。そこはサポーターともう1度、団結しながら新しい鹿島の形を、内容と結果をともに追いかけていけるようにしたい」と意欲を見せた。
◆【鹿島】6日にリーグ戦再開、岩政監督「ホームで勝ち点3をとり続けるクラブに戻る」とスパート誓う(ニッカン)