明治安田生命J1リーグの2023シーズンは、ヴィッセル神戸が優勝した。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出したJ1のMF市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は11月28日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。各データは『Jリーグ』を参照。
5位:樋口雄太(鹿島アントラーズ)
生年月日:1996年10月30日
市場価値:130万ユーロ(約1億8200万円)
2023リーグ戦成績:32試合3得点12アシスト
サガン鳥栖の下部組織で育った樋口雄太は、2019年にプロデビューを飾り、2022年から鹿島アントラーズでプレーしている。
樋口の最大の武器は精度の高い右足だ。広い視野で遠くを見渡し、すぐにイメージどおりのパスを供給する能力があり、ミドルシュートも得意。樋口という最高のキッカーがいることで鹿島のセットプレーは相手にとってより脅威になっている。
鹿島1年目の2022シーズンに8アシストを記録していた樋口は、今季さらに進化して12アシストを記録。第33節終了時点でリーグのアシストランキングトップで、8月にはJリーグの月間MVPも受賞した。
市場価値は鳥栖時代から右肩上がりを継続している。鹿島加入時に50万ユーロ(約7000万円)だったところから、現在は130万ユーロ(約1億8200万円)になり、Jリーグ屈指のMFとして評価されるまでになった。このパフォーマンスを続けていれば、サッカー日本代表初招集が見えてくるかもしれない。
1位:ディエゴ・ピトゥカ(鹿島アントラーズ)
生年月日:1992年8月15日
市場価値:160万ユーロ(約2億2400万円)
2023リーグ戦成績:30試合3得点1アシスト
ブラジル人のディエゴ・ピトゥカは、ブラジルの3部や4部でキャリアを積んだあと、2017年に加入した名門サントスで飛躍し、2021年に鹿島アントラーズにやってきた苦労人だ。
Jリーグでは、すぐに鹿島の中盤の底に君臨。泥臭いハードワークの繰り返しと、高いボール奪取能力で、何度も相手のチャンスの芽を摘んでいる。その能力はスタッツにも表れており、ボールリカバリー数はリーグ2位の139回、インターセプトはリーグ10位の7回、タックル数とブロック数はリーグで11位と、守備面でハイレベルなパフォーマンスを続けている。
左足の精度も抜群で、攻撃面でも強力な武器。正確なパスで攻撃の起点となるだけでなく、強烈なミドルシュートでゴールも狙い、鹿島の攻守両面で不可欠な存在だった。JリーグのMFで最高額となる160万ユーロ(約2億2400万円)の市場価値も納得の選手だ。
今年7月に古巣サントスは、ピトゥカが2024年1月に加入することを発表しており、ピトゥカを鹿島で見られるのは今季まで。2024シーズンの鹿島は、ピトゥカの穴をどう埋めるかが一つのテーマになるかもしれない。
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◆最高額は誰だ! JリーグMF市場価値ランキング1~10位【2023シーズン最新版】(フットボールチャンネル)
鹿島から2人がランクイン。
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) December 2, 2023
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