鹿島で2種登録されている16歳のFW徳田誉が猛アピールを続けている。
宮崎キャンプ8日目を迎えた30日、J2徳島との練習試合(45分×2、30分×1)に出場し、2戦連発となる2得点で3―1の快勝に貢献。1点目を1メートル86の長身を生かし頭で合わせれば、2点目は正面から右足を力強く振り抜きゴールを決めた。
「常にゴールを意識している。準備して(位置取りで)いいところにいたからこそ、決められたと思う。1試合でも多く出られるように心がけている」
今季から指揮を執るランコ・ポポヴィッチ監督(56)からは「ブラボー!」と絶賛された。
17歳5日で迎える来月23日の名古屋戦(豊田ス)に先発すれば、中野伸哉(G大阪)が持つJ1開幕戦での最年少先発出場記録(17歳6カ月10日)の更新となる。また、2種登録の選手がJ1開幕戦に先発なら21年の中野以来、史上4人目で、鹿島では初だ。
FWでは、この日の先制点を奪った鈴木優磨(27)や新加入したアレクサンダル・チャヴリッチ(20)らとのポジション争いとなる。
「自分はまだまだ足りない部分が多い。そういうところを補っていかないとシーズン中に(試合に)出るのは難しいと思う。彼らを上回って自分が出てもおかしくないと思われるような選手になりたい」
貪欲な若武者の挑戦とアピールは、まだまだ続く。
◆鹿島16歳FW徳田、2得点で2戦連発の猛アピール!「常にゴール意識」 開幕戦J1最年少先発記録も期待(スポニチ)