鹿島のポポビッチ監督が30日、J2徳島との練習試合(3〇1)後に取材に応じ、29日に期限付き移籍での加入が発表された元U―21セルビア代表FWチャブリッチの獲得経緯、起用法について語った。
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指揮官と同郷のセルビア出身だが、直接の面識はなかったという。「彼は幼い頃から才能ある選手だと国内で言われていた。私の親友が彼の監督でもあったので、クラブが彼に興味を持った時に、親友からも情報をもらった」と明かした。クラブとともに数試合分の映像をチェックし、オファーを出すことを決めたという。
起用ポジションについては「左右の両サイドとFWの複数のポジションができる」と想定。「彼の様子を見てから最終的に決めたい。大事なのは日本サッカーに慣れていくこと。いい選手であればどこでもプレーできる。あっ、これは今日の知念が証明してくれましたね」とこの日ボランチ起用に応えたFW知念慶を引き合いに、笑顔を浮かべた。
チャブリッチは2か月ほど実戦から遠ざかっており、この日も別メニューでの調整となった。開幕まで1か月を切っているが「間に合うかどうかはわからないが、開幕に間に合わせるつもりで、なるべく早く彼の力を引き出すことを考えていきたい」と見据えた。
◆鹿島、新加入FWチャブリッチの起用法は?ポポビッチ監督語る「私の親友が彼の監督で…」(報知)