常に準備はできている。勝てばグループリーグ突破が決まる19日のイラク戦は初戦のベトナム戦(○4-2)に先発したメンバーがベースになりそうだが、ベトナム戦で出番のなかったDF町田浩樹(サンジロワーズ)は「久しぶりにこんなに試合をしない期間が空いたので、早く試合したいなという気持ちはある」と、元日のタイ戦(○5-0)以来となる公式戦出場に意欲を見えた。
イラクの印象については「シンプルに高さがあるし、そこを目がけてロングボールも狙ってくる」と指摘。初戦のインドネシア戦(○3-1)は後半15分から1トップで途中出場したFWアイメン・フセインが高さを生かしてダメ押しの3点目を決めた。
189cmの長身ストライカーについて「デカい選手ですよね」とすでに分析している様子の町田は「(ベルギーには)もっとデカい選手もいっぱいいるけど、高さには高さが一番シンプルに対応しやすい。そういう意味では自分の出番も増えると思う」と、日本のフィールド選手で最長身となる190cmの高さを存分に発揮するつもりだ。
「日本のDFラインで一番大きいと思うし、そこは責任感を持ってやりたい」。センターバックあるいは左サイドバックでの先発起用はもちろん、守備固めとしての途中起用もあり得る大型DFは自身の武器を生かしてアジア奪還に貢献する。
(取材・文 西山紘平)