[4.29 U23アジア杯準決勝 日本 2-0 イラク ドーハ]
逆転での代表入りを掴み取った22歳のパリ世代初ゴールは、パリ五輪出場を決定づける値千金の追加点となった。
U-23日本代表MF荒木遼太郎は1-0で迎えた前半42分、MF藤田譲瑠チマのワンタッチスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出すと、最後はGKの動きを見ながらゴール右隅にシュート。「チマからいいボールが来たので冷静にGKを見ながら流し込むだけだった」と自画自賛の一撃を沈めた。
今年3月までは約2年間にわたり、パリ五輪世代の活動で招集外。ところが今季期限付き移籍で加入したFC東京で6試合5ゴールの大活躍を見せ、逆転での予選メンバー入りを果たすと、準々決勝カタール戦で決勝アシスト、この日はゴールという結果で存在意義を示してみせた。
試合後、フラッシュインタビューに応じた荒木は「自分を犠牲にしてでも、足をつってでも走って、日本のために戦いたいと思っていた」とこの一戦にかける覚悟を振り返りつつ、自身の活躍での五輪出場決定に「今までやってきたことが全て出て最高です」と喜びを語った。
◆逆転代表入りでパリ五輪に導く初ゴール! 荒木遼太郎「今までやってきたことが全て出て最高です」(ゲキサカ)