<ルヴァン杯:町田2-0鹿島>◇3回戦◇22日◇Gスタ
鹿島アントラーズは、リーグで首位を走る町田ゼルビアに0-2で敗れた。
19日のリーグ戦から先発10人を入れ替えた町田に対し、先発6人を入れ替えて臨んだが、1点も奪えなかった。
唯一の光は、背番号「10」のMF柴崎岳(31)が後半19分からピッチに入り、今季初出場を果たしたことだった。0-2の場面で中盤に入り、後方からの攻撃の組み立てを手助けした。「今季初出場で、ある程度の時間プレーできたのは個人的な感覚としては良かった」と振り返った。離脱期間中はしっかり治すことを意識し、焦りはなかったという。
一発勝負の舞台で敗れ、1つタイトルを落とした。サポーターから大ブーイングも浴びた。主将として、サポーターの声を受け止めゴール裏に頭を下げた。「勝利という形で届けられなかったのは残念。(サポーターの)声を受け止めて、中2日である札幌戦、天皇杯に向かっていかないといけない。負けていいと思っている選手はいない。チーム全員でやっていきたい」と前を向いた。
町田の指揮官は、青森山田時代の恩師である黒田剛監督。J1の舞台で「監督」と「選手」として再会したことに「試合に集中していたので、そう言われればば、そううだったなと」と苦笑。現在、リーグ首位の「黒田ゼルビア」に「今いる順位、やっているサッカーを見ると、監督のやっていることがチームに影響しているなと。僕が一緒の頃とは違った哲学で、考えもアイデアも変わった」と印象を語った。
◆【ルヴァン杯】鹿島の背番号「10」柴崎岳、町田戦で復帰も敗退…主将としてブーイング受け止め(ニッカン)