優勝争いにおいてもキーマンか
鹿島アントラーズは22日、明治安田J1リーグ第19節で浦和レッズと対戦。前半に2点のリードを奪うも、後半に2点を返され、2-2のドローで試合を終えた。
惜しくも勝利を逃すこととなった鹿島だが、この試合で存在感を発揮したのがFW鈴木優磨。開始早々の3分にFW師岡柊生のシュートを相手GKが弾くと、鈴木はそのこぼれ球に素早く反応し、角度のないところから冷静に押し込み先制点を奪う。
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さらに42分には、DF安西幸輝の左からの折り返しを右足で合わせ、2人のDFの股下を抜きながらネットを揺らした。敵地で2ゴールを奪う活躍を見せたのだ。
この2ゴールで、今季のリーグ戦での得点数を早くも二桁の「10」に乗せた鈴木。データサイト『opta』によると、J1のアウェイ戦で複数得点を記録したのは初とのことだ。そして、開幕から19試合を消化した時点での10ゴール達成は、彼のキャリアにおいて「最速」だという。
また、鈴木はJ1の得点ランキングでも、現在トップのレオ・セアラ(C大阪)と4ゴール差の4位につけている。このペースで行けば自身初の「得点王」も十分狙えるだろう。
J1の2024シーズンは早くも折り返し地点を迎えたが、鈴木は後半戦もこの調子でゴールを量産することができるのか。前半戦を2位で終えた鹿島が今後優勝争いを行っていく上でも、間違いなくキーマンとなってくる選手だろう。