日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年4月25日月曜日

◆【番記者の視点】出番激減の新人王MF荒木遼太郎…鹿島3発快勝の裏で苦悩を「見た」(報知)






◆ルヴァン杯1次リーグA組 ▽第5節 鹿島3―0大分(23日・カシマスタジアム)

 1次リーグ突破を決めたというのに、取材エリアに姿を見せたMF荒木遼太郎の表情はさえなかった。

 「チームのサッカーにまだ対応しきれていない。自分の特長があまり出せていない。チームのサッカーを理解した上で、自分の持ち味を出すことはまだ難しい」。

 先発した大分戦。味方から「復調のきっかけに」と託されたPKを決めることができなかったが、それよりも深刻に受け止めたのは、いまだに新しいサッカーを表現できなかったことだった。

 鹿島は今季、スイス人のレネ・バイラー監督が就任。縦に速いサッカーを目指す中で、これまで以上の運動量、スプリントが求められている。ポゼッションや遅攻の中で違いを作ってきた荒木は、よりプレースタイルを変化させなければいけない存在となった。「監督から求められているものがある。それをプレーで表現しながら、自分のプレーを出していけるように」と話すが、「その形は見つかったか」と問うと視線を落とした。まだピッチに自分の居場所が見つけられていないようだった。

 荒木は昨季リーグ戦で36試合10得点を挙げ、Jリーグのベストヤングプレーヤー(野球の新人王相当)に輝いた。すでに有名な海外クラブからも注目される司令塔で、パリ五輪、次代の日本代表を背負う存在として大きな期待がかけられている。もちろん10番を託された鹿島復活のキーマンとしても。さらなる飛躍を確信した今季だったが、バイラー監督が指揮を執ったリーグ戦5試合のうち、先発起用されたのは1試合のみ(途中出場3試合)と出場機会が激減した。

 この現実を、選手として幅を広げる時期ととらえるか。それとも、ストレスと感じるか。荒木は「正直、両方ある」と言い、少し考えてから「選手ならば誰もが試合に出たいと思っている。試合に出られないことは選手としてマイナスなので。試合に出たい思いをぶつけていきたい。中学、高校で監督が代わったことがある。その経験が(今回の課題を乗り越える上でも)良い経験になると思う」と続けた。

 東福岡高から鹿島に入り、順調に階段を上ってきたが、プロ3年目で大きな壁に直面した。20年近い取材の中で新しいサッカーに適応し、成長につなげた選手を多く見てきた。一方でサッカー選手の寿命は短く、「サッカーが合わなかった」と移籍する選択も、決して悪くないと感じる。自分を貫くこともプロとして大事な部分だ。荒木がどう向き合い、どのような答えを見つけるか。今後も注目していきたい。(鹿島担当・内田知宏)




◆【番記者の視点】出番激減の新人王MF荒木遼太郎…鹿島3発快勝の裏で苦悩を「見た」(報知)




2022年4月24日日曜日

★2022年ルヴァンカップ第5節鹿島vs大分(カシマ)







◆鹿島 3発快勝でプレーオフ決定、MF樋口が移籍1号「凄く気持ちいい」(スポニチ)






ルヴァン杯1次リーグ第5節   鹿島3-0大分 ( 2022年4月23日    カシマ )


 1次リーグの8試合が行われ、A組は鹿島が大分に3―0で快勝した。後半6分、MF樋口雄太(25)の移籍後初ゴールを皮切りに3得点を挙げて首位に浮上。G大阪と0―0で引き分けたC大阪とともに勝ち点10で2位以内を決め、8強入りを懸けたプレーオフに進んだ。B組は広島が4―0で徳島に大勝し、勝ち点12で1位での1次リーグ突破を決めた。

 鹿島は前半終了間際にPKを外すなど、チーム全体に漂う嫌な流れを樋口の右足が払拭した。弧を描いてゴール右上に突き刺さるミドル弾。1次リーグ突破を引き寄せる鹿島での初ゴールに「このスタジアムで決められたのは凄く気持ちいい」と破顔した。今季鳥栖から加入してようやく結果を出し「もっと自分の価値を高めるためにも今度はリーグ戦で結果を出したい」と気を引き締めた。




◆鹿島 3発快勝でプレーオフ決定、MF樋口が移籍1号「凄く気持ちいい」(スポニチ)





◆鹿島初ゴールはGL突破決める豪快ミドル弾! 樋口雄太「タイトル奪取に向けてその一員でありたい」(ゲキサカ)






[4.23 ルヴァン杯グループA第5節 鹿島 3-0 大分 カシマ]

 鹿島アントラーズでの初得点はタイトル奪還への道を切り拓くスーパーゴールとなった。後半6分、結果的には決勝点となる先制ゴールを叩き込んだMF樋口雄太は「このスタジアムで決められたのは気持ちが良い」と喜びを語った。

 今季開幕前にサガン鳥栖から加入し、J1リーグ戦では開幕9試合連続で先発出場。レネ・ヴァイラー新監督が就任した鹿島において、早くも中心選手となっている25歳がこの日、サブ組が多く先発したルヴァン杯の舞台で大きな結果を残した。

 後半6分、MF松村優太からの短いパスを受け取ると、ゴール左斜め前ミドルレンジから右足一閃。「前のスペースが空いているのが見えて、思いきり打とうという感じで打った。受けた瞬間にシュートを打とうと決めていたのですごく良かった」。力強く放たれたシュートはクロスバーに当たってゴールイン。記念すべき加入後初ゴールとなった。

「打った瞬間はちょっと外れたかなと思ったんですけど、うまく落ちてくれた」と振り返った樋口だが、この得点パターンは想定外だった様子。「鳥栖時代はストレートのボールで決めることがあったけど、ああいうコースを狙ってというゴールはなかった。そういうところでも自分のプレーの幅が広がっていく」。今季はボランチとサイドで獅子奮迅の働きを見せているが、シュートにおいても“プレーの幅”を見せつけた。

 鹿島は今季、J1リーグ戦で合計11得点を挙げているが、複数得点はFW上田綺世(5点)とFW鈴木優磨(3点)のみ。「優磨や綺世しか点が取れていないという現状で、相手の的を絞りにくくさせるという面でも今日のゴールは良かった。みんなが点を取れるチームになれれば相手も分析しにくくなって勝つことが増えるんじゃないかと思う」。勝ち数を増やしていくためにも、自身がゴールを狙っていく構えだ。

 この日の勝利により、鹿島はグループAの2位以内が確定。プレーオフステージ進出が決まり、過去5年間遠ざかっている国内タイトルに一歩近づいた。「チームが目標に掲げているタイトル奪取に向けて僕もその一員でありたいし、今年はチームの本気度が違うと思う。選手もそういうところも感じながら毎試合大切に戦えれば」。初ゴールでますます頼りがいが出てきた背番号14が静かに頂を見つめている。

(取材・文 竹内達也)


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◆鹿島初ゴールはGL突破決める豪快ミドル弾! 樋口雄太「タイトル奪取に向けてその一員でありたい」(ゲキサカ)





◆先輩からの熱い叱咤も“シュート選択”に悔いなし…鹿島FW染野唯月「得点という形で見返したい」(ゲキサカ)






[4.23 ルヴァン杯グループA第5節 鹿島 3-0 大分 カシマ]

 3-0の完勝でルヴァン杯グループリーグ突破を決めた鹿島アントラーズだったが、FW染野唯月には悔しさばかりが残っていた。「決められていないからこそ、点を取りたい気持ちは強い」。先輩のFW鈴木優磨からの手荒い叱咤も力に変え、ストライカーとして一回りも二回りも大きくなっていく構えだ。

 途中出場の染野にビッグチャンスが訪れたのは投入からわずか1分後の後半13分。DF常本佳吾からのスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出した。「抜け出しは(上田)綺世くんを見習って練習しているので上手くできた」。身体で相手DFを制しており、フィニッシュまでは良い形。ところが、右足で放ったシュートは完璧な飛び出しを見せたGK西川幸之介に跳ね返された。

 ただでさえ悔しい決定機逸。しかし直後、さらなる追い討ちが染野を襲った。こぼれ球をFW鈴木優磨がゴールに押し込み、大きな追加点が入ったが、鈴木のゴールパフォーマンスは染野に対するガッツポーズ。グループリーグ第3節のG大阪戦でも鈴木の得点後に言葉で煽られ、それを発奮材料に得点を決めていた染野だったが、この日は背中に手荒いキックも受けた。

 さらに後半22分にはMF松村優太のクロスにニアサイドで反応するも、シュートはミートせずにファーサイドへ。これをFWアルトゥール・カイキが決めたが、染野の背後でゴールチャンスを迎えていた鈴木から厳しい言葉が向けられた。「あそこで触るだけじゃなくて、ゴールに持って行ければ良かった」。これには染野も反省するしかなかった。

 こうした厳しいプレッシャーもモチベーションに変え、その後もゴールを狙っていた染野。しかし、後半32分に常本のクロスに合わせたヘッドも枠を外れ、G大阪戦のようにゴールを決めることはできなかった。鈴木からの厳しい叱咤を「悔しいし、自分も点を取りたい気持ちがある」と振り返った染野は「得点という形で見返したい」とプライドをのぞかせた。

 自身が触ったことで鈴木のチャンスにつながらなかった場面については、シュートを選んだことには後悔はなかった。「自分が触るんだ、誰にも触らせないんだということで触った。でも決めないと信頼は得られない。そこで決めていきたい」。目指すはあくまでもゴール。シュートを選ぶことでストライカーとしての存在を示し、決めることでストライカーとしての責任を果たすつもりだ。

 鈴木は試合後、この日の振る舞いについて「チームとして底上げがなかったら強いチームになれないし、今日だったらタロウちゃん、染野、マツ(MF松村優太)に点を取ってほしかった」と心境を吐露。「それでチームに良い競争が生まれるのは鹿島にいて知っている。そういう意味で彼らにはやってほしい」と後輩アタッカー陣を鼓舞していた。

 その思いはおそらく、6年ぶりの国内タイトル奪還を待ち望むサポーターも同じだろう。この日の終了間際、シュートチャンスのたびにゴール裏からの大きな期待を浴びた染野は「ゴールを待っている人がたくさんいるので、ゴールを取って一緒に喜び合いたい」と言い残し、ミックスゾーンを後にした。

(取材・文 竹内達也)




◆先輩からの熱い叱咤も“シュート選択”に悔いなし…鹿島FW染野唯月「得点という形で見返したい」(ゲキサカ)


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