日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年11月23日土曜日

◆大迫「柿谷には負けない」 来年4月の国内合宿でアピール(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2013112202000166.html



 ワントップ戦争勃発-。サッカーの国際親善試合でオランダ、ベルギーとの2連戦を1勝1分けで終えた日本代表の国内組の選手らが21日、羽田空港などに帰国。オランダ戦で1得点1アシストと活躍したFW大迫勇也(23)=鹿島=は「柿谷には負けない」と、ベルギー戦1得点1アシストのFW柿谷曜一朗(23)=C大阪=に宣戦布告した。2人のほかMF山口、DF森重とJ組の若手が台頭。日本サッカー協会の原強化担当技術委員長は、来年4月に国内組を集めた強化合宿を検討していることを明らかにしており、ここでの最終アピールからも目が離せない。

 オランダ戦で1ゴール1アシストと結果を残したFW大迫は「さらに成長しないと先はない」と表情を引き締めた。

 オランダ戦でスタメン出場して活躍したものの、ベルギー戦ではライバル柿谷も1ゴール1アシスト。代表のワントップ争いは譲らなかった。柿谷について聞かれた大迫は「能力の高い選手。いい刺激になっている。僕も負けないという気持ちでいないといけない。日本を強くするために切磋琢磨(せっさたくま)していかないと。それが自分のためにもなる」と力強く話した。

 しなやかな動きで天性のゴールセンスが評価されている柿谷に対して、大迫の武器はセンターフォワードらしい勝負強さと体の強さ。「ポストプレーは特に個で勝てるようにレベルアップしないといけない。アイツに預けておけば取られないみたいなプレーをしたい」と今後の重点課題としてポストプレーの強化を挙げた。

 今回の遠征で、本田を含めたザッケローニ監督就任以来の主力組ともコミュニケーションがとれるようになってきた。W杯本番までそれほど合わせる時間はない。少ない時間をどれだけ濃密に過ごし、個々で成長していくかで今後は大きく変わってくる。

 「オランダ、ベルギーが相手でも自分たちのサッカーが通用する部分がある。日本らしいサッカーでチャンスをつくれる。そこでゴールできるかどうか」。さらなる成長を胸に秘め大迫は鹿島に戻っていった。 (荒川敬則)

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