日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2014年5月16日金曜日

◆メンバー発表を受けて名良橋氏「Jリーグで選ばれていない選手の自信にも繋がる」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140515/189657.html


名良橋「酒井宏樹の守備が向上している」【写真】=高山政志(サッカージャーナリスト養成講座)


 12日放送されたニコ生サッカーキングに出演した元日本代表DF名良橋晃氏が、番組後に取材に応じ、日本代表23名について次のように語った。

――選ばれた23人を見て感想をください。

名良橋 ザッケローニ監督のチームコンセプトを知っているメンバーが選出されたという印象を受けました。後は怪我人もいるので、バランスを踏まえて考えているのでしょう。

――齋藤学選手、大久保嘉人選手は意外なところだったと思いますが、この二人の選出についてはどう思いますか?

名良橋 齋藤選手は途中から入っても、攻撃の変化を付けることができる選手です。そういうところを期待されての選出かと思います。南野拓実選手も素晴らしい選手ですが、代表の経験値からすると齋藤選手のほうが豊富ですからね。大久保選手はスタメンでも、途中出場でもどちらでも対応できるポテンシャルを持った選手。個人的には大久保選手の活躍に期待しています。

――ボランチが細貝萌選手ではなく青山敏弘選手だったという意味は?

名良橋 細貝選手の守備力は期待できるところですが、青山選手は守備だけではなく攻撃に変化を加えられる選手。攻守のコンビネーション・バランスを考えての選出だと思います。

――Jリーグで活躍している選手が11名も選ばれました。

名良橋 選ばれた選手だけでなく、Jリーグで選ばれていない選手の自信にも繋がると思います。ザッケローニ監督も海外組だけではなく、Jリーグで調子のいい選手をしっかり見極めてピックアップしてくれているなと感じます。大久保選手は久しぶりの選出ですが、4年前のW杯で一緒にプレーしていたメンバーもいますので、スムーズにチームに溶け込めるでしょう。

――大久保選手はどういう使われ方をすると思いますか。

名良橋 柿谷曜一朗選手の調子次第では、ワントップでの起用もあり得ますね。また、本田選手のコンディションが良くない時は、トップ下も可能性があります。ザッケローニ監督は色んな幅をもった考え方ができる監督なので、大久保選手をどう使うかで、全体の戦い方が見えてくるかなと。

――サイドバックの4人についてですが、やはり海外での経験値を買われての選出でしょうか。

名良橋 それもありますし、今まで継続して選ばれていたということが大きいでしょう。現在、セットプレーの守備に不安なところがあります。酒井宏樹選手は高さもあるし、強さもあります。特に今シーズンはすごく守備も改善されているので、そういう理由で選出されたのではないでしょうか。個人的には、駒野友一選手にすごく期待していたのですが、やはり高さの面などで不安がありましたからね。

――サイドバックは試合によって使い分けることはあるでしょうか?

名良橋 あると思います。日本の対戦相手は高さがありますので、酒井がスタメンで出場する試合もあるでしょう。でも、ファーストチョイスは内田篤人選手と長友佑都選手だと思います。

――内田選手の怪我の具合が心配ですが。

名良橋 コンディションが万全であればもちろん内田選手がファーストチョイス。ですが、国際親善試合のブラジル戦やフランス戦では、スタートは内田選手で、後半から酒井宏樹選手という形がありました。そこはザッケローニ監督が、サイドバックのコンビネーションをどう考えるかによって変わってくるでしょう。

――内田選手は個人的にも親しかったりすると思うんですが、こういう病み上がりというところでのメンタルに関しては、どう思われますか。

名良橋 メンタルは相当強いものも持っています。あとは4年前のW杯での篤人の悔しさは、人一倍だと思います。その時の悔しさが今の篤人の成長に繋がっていると思います。アントラーズでは攻撃的なところが注目されていましたが、今では守備もしっかりできている。やっている相手がリベリーなど、世界トップクラスの相手ですから、W杯でも自信をもってやってくれれば結果も出ると思います。

――4年前のワールドカップと一番違うところはサイドバックが上がれる回数が増えるところだと思うのですが、いかがでしょうか?

名良橋 前回大会は、守備重視でなかなか攻撃まで転じることができなかったのですが、今回はサイドバックが仕掛けていくという場面が多くなっていくのではないでしょうか。僕はサイドバックの攻撃にすごく期待しています。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事