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5月3日(土) 2014 J1リーグ戦 第11節
柏 1 - 0 鹿島 (13:04/柏/13,650人)
得点者:45' 工藤壮人(柏)
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●ネルシーニョ監督(柏):
「予想通り、露出の高い相手との厳しい戦いとなりました。前半、その中でもレイソルは良いリズムでボールを回し、良い守備からチャンスを意図的に作れたシーンが多かったんですが、後半になると守備の面は変わらず整理できて良い対応ができていたと思いますが、奪った後はあまり良くなく、自陣から良い形で敵陣へ展開ができなくて、すぐに攻撃を食らってしまうという時間帯がありました。しかし全体的には守備のところは思っていたように相手チームを抑え込んでニュートラルにできていたと思いますし、攻撃のところも効果的に動き出し、最後まで注意力を欠かさずやってくれたということでも、とてもポジティブな結果を残せたと思います」
Q:意図的にチャンスを作れたと話しましたが、前半は大谷秀和選手の位置が左サイドに開いていましたが、どのような狙いがあったのですか。
「このシステムでうちがやっている時は、常に攻撃の時は大谷が左のポジションに入ってやっています。意図としては、今日の対戦相手もそうですが、うちがディフェンスラインでボールを持った時、一旦ボールが落ち着いてからは中を固めてきますので、大谷が左サイドで落ち着かせながら、ワタル(橋本)と(田中)順也の3人で打開していく。逆サイドは同じように(鈴木)大輔、テツ(太田)、(高山)薫で、サイドのスペースをうまく3人で使いながらという、変わらないうちのやり方です」
Q:選手の集中力を感じた試合でした。今シーズン、選手の入れ替えがある中でここまで(8戦)負けなしで来て今日勝利を手にした、監督はそのことをどう手応えとして感じていますか。
「1試合1試合の結果というのは我々の目標に直結する大事なものですから、例えばこの連戦、勝つことが上位に食い込む、その目標に直結することなので、選手たちはしっかりと1試合1試合必勝の気持ちで臨んでくれています。その気持ちの強さも、結果が付いてきているから保てているということが多分にあると思います。試合によっては攻撃のほうが調子が良い時、あるいは守備の方が調子が良い時と、両方交互に試合は展開していくものだと思うので、そういうところでも常にしっかりとした守備があることが、今の内容と結果が結び付いている要因だと思います。今、勝点20で、ようやく上位の方に入っていくことができています。他会場の試合が残っていますので、今日の結果で何位で終わるか分かりませんが、とにかく上位、3位以内には居続けなければ、我々が狙うものは掴み取れないと思いますので、維持していきたいと思います」
Q:後半、攻めが機能していないとコメントをされていましたが、交代で攻撃的な選手を入れるのが少し遅かったのではないかと思いました。それは守備が安定していたから1-0で逃げ切れる、あるいは逃げ切るという意図があって、積極的に交代に動くよりも、少し様子を見たのでしょうか。
「私からすれば別に交代は遅くはないと思っています。ピッチ内は非常に良かったので、確かにゴール前でのボリュームは落ちていましたけど守備は安定していましたし、代えた選手はそれぞれ理由もあり、大谷は向こうから訴えてきたので代えました。(田中)順也とテツ(太田)に関しても疲労で代えました。もし彼らに何も問題がなければ最後まで使うつもりでした。基本的に良いものは代えない主義です」
以上