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[5.6 J1第12節 鹿島1-2名古屋 カシマ]
名古屋グランパスが敵地で鹿島アントラーズを2-1で下した。名古屋は2戦ぶり勝利。鹿島、横浜FM、清水に続く史上4チーム目のJ1通算350勝を達成した。鹿島は2連敗となった。
先制点は名古屋。前半35分、FW玉田圭司が右サイドから右足で上げる。GK曽ヶ端準が触るが、ファーにいたMF小川佳純がループ気味のヘディングシュートで枠内に押し込む。カバーに入ったDF昌子源もライン上で懸命のジャンプを見せるが、届かなかった。鹿島イレブンは直前のプレーでFWカイオが倒れていたことを主張したが、吉田寿光主審は得点を認めた。
鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督は前半41分にイエローカードを受けるなど動きの悪かったMF梅鉢貴秀に代えてMF土居聖真を投入。するとこの交代劇に刺激を受けたかのように、直後に鹿島に同点弾が生まれる。前半43分、クロスに飛び込んだFWダヴィがDF矢野貴章に倒されPKを獲得。これをダヴィが落ち着いて決めて同点。ファウルの場面、矢野のショルダータックルはあったが微妙な判定で、今度は名古屋にとっても不運な失点になった。
後半に入ると、勝ち越し点は名古屋に生まれる。9分、カウンターから小川が持ち上がると、左サイドのFW松田力に展開。松田がクロスを入れると、中に走り込んだ玉田の頭にピンポイントで合い、名古屋が再びリードを奪った。
鹿島にもチャンスはあった。後半14分のCKの場面。DF昌子源のヘディングシュートを土居が押し込みネットが揺れる。しかしこれはオフサイド判定となり、ゴールは認められなかった。
名古屋は後半33分にMF枝村匠馬に代えて怪我で離脱していたMF田鍋陵太を復帰させる。後半アディショナルタイムにはカードを貰っていた松田に代えてMFヘジスを投入し、試合を終わらせた。
決勝点となった場面を振り返った玉田は、「力が思ったとおりのボールをくれた。苦手なヘディングだったが決めれて良かった」と照れ笑い。「(今は)チームとして難しい状況なんでね。アウェーですけど、勝てて良かった」と勝利を喜んだ。