http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140801-OHT1T50255.html
J1ベガルタ仙台は1日、スポーツ報知既報通り、鹿島の元日本代表MF野沢拓也(32)を完全移籍で獲得したと発表した。背番号は「8」。全体練習の合流は5日以降になる予定。
熱意が、J1通算318試合出場のベテランに届いた。仙台側は野沢が以前に着用していた背番号「8」に加え、13年から着用する「35」も提示。条件面でも希望に沿うよう、譲歩した模様だ。この日、契約書にサインを交わした32歳はクラブを通じ「新たな挑戦の場とチャンスを与えていただけたことを光栄に感じています」とコメントした。
加入を真っ先に歓迎したのは、鹿島で一緒にプレーした経験のあるFW柳沢敦(37)だ。「移籍の決断は簡単ではない。強い気持ちを持って決断したと思う。その気持ちを持って力を注いでくれれば、必ずいい結果が出る」と断言した。
仙台は、J1再昇格を果たした2010年以降、夏の補強で3選手を獲得したのは初めて。夏では“クラブ史上最大級”とも言える補強を行った渡辺晋監督(40)は野沢について「被災地のチームの役割は分かってくれると思う」と期待した。J1通算60得点の攻撃的MFが、後半戦の切り札となれるか。