日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月2日土曜日

◆【J1第18節予想スタメン 鹿島vs広島】今節屈指の注目カード…優勝戦線生き残りを懸けた上位対決が実現(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140801/216797.html?view=more




リーグ戦再開後初白星を狙う鹿島 [写真]=Getty Images


■鹿島アントラーズ リーグ戦再開後初白星のカギは攻撃陣の奮起

 中断明けから3戦連続で引き分けに終わり、多くの勝ち点を逃した印象が強い。今節の対戦相手は、前節の浦和と同じシステムを採用する広島。4月のアウェイ戦では3-0で完勝している。

 前回対戦時は小笠原満男がディフェンスラインに入り、5バック気味に守る場面も多かったが、浦和戦ではマークの受け渡しが以前より洗練されていた。同じシステムの相手をセットプレーからの1点だけに抑えられたことは、チーム全体の自信となるだろう。ただ、リスタートからの失点が2試合連続で続いているだけに、セットプレーには注意が必要だ。

 負傷していた赤崎秀平は全体練習に復帰し、練習では鋭いシュートを放っていた。また、伊東幸敏も前節からベンチ入り。練習でも元気な姿を見せており、こちらは先発復帰が期待される。しかし、前節を欠場した遠藤康は広島戦に間に合う様子ではなく、試合前々日の練習も別メニュー調整で終えている。

 現在勝ち点27で4位につけてはいるものの、3位川崎との勝ち点差は6。上との差が開いているだけでなく、9位の柏が同24と、逆に下との差は縮まっている。1試合の結果が順位に大きく影響するだけに、中断明け初となる白星をそろそろ手にしたいところだ。

 試合前々日は、恒例の紅白戦ではなく、ポジション別に分かれた練習で調整。攻撃陣はいくつものパターンのシュート練習を反復して繰り返していた。勝ちきれない試合が続く要因の一つとして決定力不足が挙げられるだけに、改善を期待したい。(田中滋)

■鹿島予想スタメン

4-2-3-1

GK
曽ヶ端準

DF
伊東幸敏
植田直通
昌子源
山本脩斗

MF

柴崎岳
小笠原満男
豊川雄太
土居聖真
カイオ

FW
ダヴィ


■サンフレッチェ広島 リーグ戦再開後は低調な出来、試合運びに不安あり

 昨季は7月の5試合を全勝で乗り切り、連覇への足場を固めた広島だが、今季は様相が違う。試合の経過だけを見れば再開後の4試合全てで勝利を収めてもおかしくなかったが、結果は1勝2分1敗。前半戦終了時点における勝ち点でも、36ポイントを積み上げた昨季に比べ、今季は27ポイントと出遅れてしまっている。

 その要因は、やはり試合運びの不安定さにある。4試合で8失点という守備のもろさは、球際の厳しさなど「個人」に帰する部分も少なくないが、むしろ組織的な部分に問題がある。特に気になるのはビルドアップへの不安だ。ミスからマイボールを相手に渡し、距離感の悪さから数的優位を保つ守備陣形が整えられない。甲府戦での失点はその象徴と言える。

 ただ、明るい材料もある。ここ2試合は先制を許しているものの、結果は1勝1分と負けなし。途中交代の選手たち(ミキッチ、森崎浩司、皆川佑介)らが試合の流れを変え、難しい状況をモノにできている。特にリーグ戦再開後はサイド攻撃が絶好調で、全10得点のうち8得点がサイドを起点とした攻撃から生まれている。ミキッチ、柏好文、山岸智、清水航平と能力の高いサイドアタッカーの突破が破壊力を生んでいる点は、室蘭キャンプで練習を積み重ねた成果だろう。

 甲府戦で同点ゴールを決めた柴崎晃誠は森崎和幸との関係が整理され、彼の高い技術力が相手の脅威となる予感も。いずれにしても、広島の浮沈をかけた鹿島戦はリーグ3連覇に向けての大きな試練。修正ポイントは明確なだけに、あとは結果を出すだけである。(totoONE編集部)

■広島予想スタメン

3-4-2-1

GK
林卓人

DF
塩谷司
千葉和彦
水本裕貴

MF
柏好文
柴崎晃誠
森崎和幸
山岸智
石原直樹
高萩洋次郎

FW
佐藤寿人

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