日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年9月14日日曜日

◇【J1:第23節 大宮 vs 鹿島】渋谷洋樹監督(大宮)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00178706.html

9月13日(土) 2014 J1リーグ戦 第23節
大宮 2 - 1 鹿島 (18:05/熊谷陸/14,182人)
得点者:34' ムルジャ(大宮)、69' 昌子源(鹿島)、74' 高橋祥平(大宮)
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●渋谷洋樹監督(大宮):
「今日はまず、いま現在17位という順位として低迷しているところで、今季ホーム最高であり、また熊谷スポーツ文化公園陸上競技場のホーム開催での過去最高となる14,182人の、これだけのたくさんのサポーターの方に来てもらえるんだなということに感謝しています。選手にもそれを伝えた。また、鹿島アントラーズさんのサポーターの方もこれだけ集まって雰囲気を上げてくれた。それが良いゲームになった理由だと感じています。
ゲームに関しては、向こうは前半からすごく圧力を掛けてくるのが分かっていたので、それをどれだけ耐えられるか。われわれの守備のオーガナイズを崩さないで、いかに守備をしてカウンターに行くか。個の能力で言えば、僕はダヴィはよく知っているので、そこに最初は対応が遅れたりもしていたが、最後のところで選手たちは体を張って粘り強く守ってくれていた。ただ、ボールを持ったときにはトレーニング不足を露呈してしまった。それは私の責任。ボールを持ったときに、まだタイミングを取ったり、ボールを受けるポジションを取ったりというのが、ちょっと伝わらずにゲームが進んでしまった。ただ、後半にセットプレーで取られたが、守備のオーガナイズで言えばあまり崩れている感じはなかった。個人のところでは持っていかれている感じはしたが、ボールの軌道は私がピッチの横から見ていてあまり悪い感じではなかった。なので、そのまま対応していればチャンスはあるかなと思っていた。
セットプレーもセカンドボールにチャンスがあると、GKにキャッチされなければとはずっと思っていた。こういう形で結果としてピンチはすごくあったけど、勝つためには体を張ることや、タフな戦いというのを選手にも伝えているけれど、そこができたことが勝利に結び付いたというのが私の印象です。今週の天皇杯のメンバー、今日のメンバー。ほぼ(全員)出ている。今日の勝利は選手全員の力で勝ち取ったモノです。クラブは今日に向けていろいろとビデオを作ってくれて、選手のモチベーションを上げてくれた。今日の勝利はクラブ全体の1勝だと思っている。ただ、この前の天皇杯でも言ったが、ここはリスタートだと思っている。あと11試合あります。まだわれわれは何もつかんでいない。今日の勝利を次に生かさなければ、何もない。また良い準備をしてゲームに臨みたいというのが、私の希望です。ありがとうございました」

Q:ボールの軌道が良かったというのは具体的には?
「ストライカーからサイドに持っていくと、例えば相手の右SBに高い位置を取られたときに、左サイドの泉澤(仁)と中村(北斗)でローテーションがうまくいかなかった。本来ならそこまで動かなくてもいいと思うが、相手が怖いという心理でああいうふうに人に付いていったりする。本来そこは良くないが、前半の最初に右サイドでは、今井(智基)のところとかでダヴィが横に這われて縦に行ったけど、だんだんそれができなくなって斜めにボールが入るようになった。それをボランチがカットしたりしていたので、それができていると。後半も思ったより向こうからあまりそういうボールが出てこなくて、だいたいカルリーニョスと(金澤)慎がカットしたり、プレスバックしてボールを奪ったり、そういうところで軌道がしっかりしていた。家長(昭博)も後半に中に斜めにボールが入ったときにも外からカットしたりとか、そういうところでボールの軌道がハッキリしていたので、ああやってインターセプトができたんじゃないかと見ていました」

Q:終盤にマンツーマン気味の守備になったが、そこは修正したい部分になるのか?
「いえ、相手がリスクを背負ってくるときにゾーンは非常に難しいと思うので、選手にも伝えているが、ピンチだと思っているときには人に付く。オーガナイズが崩れているときは人を意識するというのは絶対なので。ただし、ボールがないときに4-4-2を作る。ボールをしっかりと保持されているときには4-4-2を作って相手に惑わされないという、そこだけなので。深い位置になったときには、特に大外で人がフリーになるので、そこはサイドハーフとかが危険を感じて、というところ。そこはもう個人の戦術とかコミュニケーションのところで、マンツーマンになっていたと思う。ただ、取ったあとは逆にカウンターになる。この間話をしたけれど(マンツーマンだと奪ったときにマーカーを置き去りにできるという話を試合2日前にしていた)」

Q:天皇杯から先発を7人変えましたが?
「鹿島さんがパワーを溜めているということで、我々もパワーを溜めた選手を使って、ある程度攻撃的にできる選手を配置しました」

Q:ボランチコンビにカルリーニョス選手と金澤慎選手を選んだ狙いは?
「和田(拓也)も金澤も、彼らは守備を頭を使ってできる選手なので、和田と金澤を並べても守備のところは良いと思うが、相手が2バックでやっているところで、ボールを持たせなければいけないし、攻撃もできなければいけないというところでカルリーニョスを入れようと決断しました」

Q:カルリーニョスのボランチでの守備がかなり改善されていましたが?
「この2日間で特に何をしたというわけではない。たぶん全体のプレッシャーの掛け方とかがしっかりしていたので、彼自身でなくて周りとの連携(が改善したということ)だったと思う」

Q:気持ちや戦う部分を感じたのですが、選手たちにはどんな働きかけを?
「その通り、そのことを話しました。最後まで粘り強く、まあ忍耐力ですね。前半から忍耐強くやらなければおそらくやられていたと思います。ピンチがたくさんありました。でも耐えていれば必ず自分たちのところにボールが来ると思っているし、あそこで体を張ったことが、前半の戦いが勝利に結びついたと感じています」

以上

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