日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年5月24日日曜日
◆逆転の浦和 6・3にも最短ファーストS優勝 関根救ったV撃(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/05/24/kiji/K20150524010404910.html
J1第1S第13節 浦和2―1鹿島 (5月23日 埼玉)
首位を走る浦和が、鹿島を2―1と逆転で下した。後半22分、オウンゴールで先制を許すも同26分、MF武藤雄樹(26)が同点弾、同38分にはMF関根貴大(20)が10日の仙台戦、16日のFC東京戦に続く3試合連続となるゴールで勝負を決めた。開幕からの連続不敗は12試合に更新。最速なら6月3日にもファーストステージ優勝が決まる可能性が出てきた。 【試合結果】
負けない浦和の象徴、それが20歳のMF関根だった。後半38分、鋭いカットインで鹿島の日本代表DF植田をかわす。瞬時にGKの位置を確認して右足一閃(せん)。3戦連発となる決勝弾はクロスバーを直撃し、ゴールの中に消えた。「最初はダイレクトで狙おうと思ったけど思ったよりボールが来なかったので、切り返しました」。大仕事も冷静に振り返った。
ゴール直後に4人、5人が背中に乗ってきた。頂点には先輩の槙野がカメラ目線でポーズを送るパフォーマンス。下敷きとなった殊勲の関根は「一番下だったので何をしてるか分からなかった。でもチームの仲の良さが出てるんじゃないでしょうか」と笑う。開幕からの連続不敗記録を12戦に更新。02年横浜、03年名古屋の持つ最長記録(13戦)に王手をかけた。
序盤は鹿島の速攻を警戒するあまり、主導権をつかめなかった。くしくも森脇の不運なオウンゴールで先制を許すと、相手ゴールに向かう積極性が出始めた。「逆に良さが出るようになった」と柏木。まさに逆襲のスイッチだった。関根の決勝弾も起点は4人がかりで相手ボールを奪ったこと。直後、失意の森脇が出したスルーパスがアシストとなった。まさに底力だった。
もはや独走態勢。浦和が2連勝し、他クラブの状況次第では最速で6月3日にもファーストステージ優勝が決まる可能性も出てきた。次戦は30日、過去3年間白星のない鬼門のアウェー鳥栖戦。だが柏木は言う。「いつかは負けることもあるだろうけど、今はそんな気がしない」と。この日の関根に象徴されるように今季23点中12点が後半25分以降に決めたもの。その勝負強さは圧巻だ。走り続ける赤い悪魔を遮るものはない。
≪2連勝が最低条件≫首位の浦和が鹿島に逆転勝ち。開幕から12試合連続不敗を継続し、勝ち点を30とした。これで早ければ第10節の未消化分2試合が行われる6月3日に、浦和の第1ステージ優勝が決定する可能性が出てきた。浦和が30日の鳥栖戦、6月3日の柏戦に○○で勝ち点36とすることが最低条件。その上で2位の広島が30日の湘南戦に●、3位のG大阪が30日の横浜戦、6月3日の鹿島戦に●●で浦和が3試合を残して早くも優勝決定となる。
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