日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年5月17日日曜日

◆ハリル御前試合で先発復帰の浦和FW興梠「体脂肪を早く落としたい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?163169-163169-fl



[5.16 J1第1ステージ第12節 浦和4-1F東京 埼玉]

 前節の仙台戦(4-4)で後半から出場し、2ゴールを記録していた浦和レッズのFW興梠慎三。16日のFC東京との首位攻防戦ではスタメンでピッチに立った。今シーズンはケガに苦しみ、ホームの埼玉スタジアムでプレーするのは、2節の山形戦(1-0)以来、2度目のことだった。

 その間、チームはリーグ戦10試合を無敗で首位に立っていた。試合前には「先発に復帰することで、流れを壊したくない」と話していて興梠だったが、前半5分の先制点の場面ではポストプレーから全体の押上げを促し、同42分の2点目の場面でも中央で基準点となり、左のMF宇賀神友弥にパスを通すなど、前半の2ゴールに絡んで存在感を示した。

 後半にも2点を追加し、4-1で勝利した試合を振り返り、興梠は「結果は非常に良かったですし、内容もパーフェクトに近いものでした。(チームの良い)流れを崩したくなかったので、良かったです」と、勝ち点3を加えられたことを喜んだ。

 しかし、自身のコンディションはまだ完璧からは、ほど遠いようだ。「自分としては全然。体力もついてこないし、前半で死ぬかと思うほど疲れました」と、苦笑する。

 それでも先制点につながるポストプレーなど、ピッチ中央で効果的なプレーを見せた。「真ん中から崩せれば、サイドが空く。それは常に意識しています。あそこで収められたら、後ろから上がってくる選手もたくさんいると思うので。自分のところが、攻撃する上でスイッチが入るところ。そこで失うと攻撃ができなくなるので、イメージしながらやっています」というが、こちらも「あとはパスを出した後に、攻撃に絡めれば良かったですけど、そういった体力の面で、中に入り切れないなというのを感じました」と、課題を忘れない。

 この試合は、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が視察していた。一度は日本代表にも招集してくれた指揮官に、プレーする姿を見せることができたが、16.4%でワースト1位となっていた興梠は「とりあえず体脂肪を早く落としたいです」と、再び苦笑い。それでも、「今の(体脂肪率)は分かりませんが、あまり食事制限とかしたくない方なので。食べたいものを食べて、ストレスがたまらないようにやりたいです。でも、監督がそう言うなら、それを目指さないといけないと思います。一度でいいから代表のユニホームを着てピッチに立ちたいという思いはありますが、それ(体脂肪)よりかは、ピッチで、プレーで示すことが重要なのかなと思いますけどね」と、持論を展開した。

 再びハリルホジッチ監督から声を掛けられるためにも、浦和で結果を出すことが求められる。興梠は「マキ(槙野智章)とか(西川)周作は代表に入れるレベルですが、自分ではまだそんなレベルではないと思っています。まずはまだ復帰したばかりなので、代表とか考えずに、チームで試合に出て結果を出すことに励みたいと思います」と言い、次節の鹿島戦に向けて「まだ完璧な状態でサッカーできていませんが、今週でケガを治し、鹿島戦で100パーセントのプレーをして、倒したいです」と、古巣との一戦に意気込んだ。

(取材・文 河合拓)

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