日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年10月7日水曜日

◆【奥野サッカー道】モンテ、残留へ光 中島、頼んだぞ(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151006-OHT1T50172.html

 ◆J1第2ステージ第13節 湘南0―1山形(3日・BMWスタジアム平塚)

 残留へ光。10月3日のJ1第2ステージ13節、今シーズンのリーグ戦も残り5試合となった大事な一戦で、モンテディオ山形は19試合ぶりに勝利を挙げました。最近の3戦連続引き分けを経て、選手とチームの成長と、残留への期待を感じさせる結果となりました。石崎信弘監督は「これまでの反省を生かせた。落ち着いて追加点を取れればもっと成長できると思う」とコメント。ハードワークの継続と、得点直後の失点をなくすことで勝利を手繰り寄せる粘りが発揮されました。

 そして、ここ数試合を観戦して目に留まった選手がいます。交代出場ながらも、相手が嫌がる仕掛けと積極性で流れを引き寄せたFW中島裕希選手。身体能力とスピードに注目が集まりますが、彼の得意な部分は反復練習にあります。私は鹿島のコーチとして彼を指導した後、山形の監督として6年ぶりにチームメートとなりました。彼は、丁寧で几帳面なところは全く変わっていませんでした。シュート練習でトラップミスをしたとき、他の選手はプレーを続けてボールタッチ回数を増やしたり、ドリブルしてシュートを打ってしまうのですが、彼の場合は「もう1回お願いします」とトラップするところからやり直すのです。自分の思い通りのボールコントロールからシュートへ向かうイメージを大切にしています。

 彼が持ち前のダイナミックな動きとスピードでチームに変化と活力を与え、継続により培った粘り強さと忍耐力を「短時間ででも流れを変え結果を残す」という力に変えたとき、昨年のJ1昇格時のような雰囲気を作り出せると信じています。(前山形監督・奥野僚右)

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