日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年6月26日日曜日

◆鹿島・石井監督 史上2人目、選手で指揮官でW制覇なるか(毎日新聞)


http://mainichi.jp/articles/20160625/spn/00m/050/013000c

明治安田生命J1第1S第17節 鹿島−福岡(2016年6月25日 カシマ)

 J1は25日、第1ステージ最終節9試合が各地で行われる。勝てば優勝が決まる鹿島はホームで福岡と対戦。鹿島に所属した選手時代、Jリーグ元年の93年第1ステージで優勝を果たした石井正忠監督(49)が、指揮官としても栄冠を手にし、広島の森保一監督(47)に続く史上2人目の選手、監督でのステージ制覇を成し遂げる。

 大一番を前にしても石井監督はリラックスしていた。前日練習の最後に行われたレクリエーションゲームでは活気あふれる選手らを見守りながら、笑みをたたえた。「昨日(23日)の紅白戦では硬さも見えたが、きょうのレクリエーションゲームは今までで一番激しかった。良い状態が続いている」と、満足げに最終調整を振り返った。

 優勝すれば2人目の快挙となる。石井監督は選手時代の93年7月7日、浦和戦で決勝ゴールを決めて鹿島をJリーグ元年第1ステージ制覇に導いた。今度は指揮官として優勝に挑む。「まず第1ステージをとらないといけない。勝ちにこだわる」。勝利を収め、広島の森保監督に続く選手、監督でのダブル制覇を狙う。

 負けられない理由が増えた。23日に、鹿島一筋15年半の元日本代表DF青木と、ブラジル人FWジネイの退団が発表された。指揮官は2人の話になるとしばらく絶句。目に涙を浮かべながら「2人のためにも頑張らないと」と声を震わせた。青木が入団した01年当時、石井監督は下部組織のコーチだったが、トップチームの手伝いをすることもあり、顔を合わせた。以来、15年の付き合い。ともに筋トレ好きで性格も合った。「寂しいですけど。本人も(選手生活を)長く続けるための決断。後押ししたい」と、理解を示した。

 その青木、ジネイが福岡戦ではベンチ入りするもよう。退団する選手を優勝の懸かった試合のメンバーに入れることは極めて異例だが「自分たちのサッカーができれば負けることは絶対にない。2人を良い形で送り出すことができれば」。普段は謙虚な姿勢を崩さないが、珍しく強気な言葉も飛び出した。選手、監督でステージ優勝。そして、功労者の花道をつくる。(スポニチ)

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