日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年8月7日日曜日

◆2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第7節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51807

明治安田J1 2nd 第7節

ホームで0-1の完封負け。鹿島、2014年以来のリーグ戦3連敗。

1stステージのアウェイゲームで0-1と惜敗した仙台をホームのカシマに迎えての2ndステージ第7節、鹿島はまたしても0-1の完封負けを喫してしまった。前半35分に不用意なバックパスのミスから先制されると、1stステージでのアウェイゲーム同様、仙台GK関の好セーブに何度も阻まれ、結局1点が返せずに2014年以来となるリーグ戦3連敗を喫した。



序盤、なかなか前に行けない鹿島は仙台のプレッシングに苦しみ、主導権を握られる。何とかペースを取り返そうとするもうまくいかない時間帯が続いた。









そして35分、この日キャプテンマークを腕に巻いた西が相手選手の寄せからバックパスをミスし、そこを奧埜に決められ、先制されてしまう。その後、反撃を試みるもアディショナルタイムに遠藤が負傷退場するなど、ゲームプランも少し狂ってしまった。









攻撃の活性化を図るべく、後半の頭から杉本に代え、中村を投入したがなかなかペースを取り戻せない。だが64分に仙台の石川が負傷交代した頃から少しずつ攻撃の圧力が強まった。最後の15分は金崎、中村、柴崎を中心に怒濤の攻撃を見せるが、放ったシュートはことごとく仙台GK関に阻まれた。























結局、1点の壁は高く、0-1と前節のアウェイ鳥栖戦同様、完封負けを喫した。これで2014年以来となるリーグ戦3連敗。暗いトンネルに入った鹿島が脱出するのは、いつか。再び躍動する選手たちを見たい。



【この試合のトピックス】
・2014年以来となるリーグ戦3連敗。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・守備の場面では役割分担をはっきりすること。競る、拾う、カバーするのイメージを共有しよう。
・後半もサイドからシンプルに崩していこう。
・ペナルティーエリアに近づいたら積極的にシュートを打っていこう。まずは1点から!


ベガルタ仙台:渡邉 晋
・リスク管理は忘れずに行うこと。ゲームをコントロールしよう。
・もう一度コミュニケーションをしっかり取ろう。
・後半、頭から襲いかかり、相手の陣地でプレーしよう。



[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日も13,000人ほどのサポーターがスタジアムに来てくれ、その人たちのために選手も90分戦ってくれた。しかし、勝利を見せることができず、非常に残念だ。前半の失点からどうにか相手を押し込む形を多く作り、同点、逆転をねらったが、チャンスを多く作りながらもゴールに結びつけることができなかった。選手起用、交代選手を選んだ理由も含めて、私の責任だ。

Q 遠藤選手の交代理由は?
A 前節の終わりに少しケガをして、その後回復したのでスタメンで起用したが、同じところをケガしてしまった。

Q 失点の場面でディフェンスラインの連係ミスがあったが、要因がどこにあると考えているか?
A コミュニケーションの部分だと思う。ボールがディフェンスラインの裏に出た瞬間に、誰が処理をするのか、声をかけたのか、そういう細かい部分だと思う。極端に連係が悪くなったとは考えていない。

Q 西選手をキャプテンにしたが、彼の評価は?
A 大伍をキャプテンにしたのは、このチーム状況をどうにかしたいと彼から申し出があった。最終的には私が判断してキャプテンとした。プレーに関しては、これまでの失点が多かった反省から攻撃時のリスクマネージメントをしっかりしようと考えていた。その点ではよかったと思う。プレーに大きな問題があったとは考えていない。



ベガルタ仙台:渡邉 晋
1,500人ほどのベガルタサポーターがカシマスタジアムに集結してくれた。このスタジアムはスタンドが近いということもあるが、ホームのような空気感を作り出してくれる。そのサポーターに10数年ぶりの勝利を届けることができ、非常にうれしく思う。

今日のゲームを迎えるにあたり、選手に2つの話をした。1つは、3/12、1stステージのゲームを再現しようということ。あの日は我々にとって非常に意義のある日だった。選手が本当に魂のこもったプレーをしてくれた。それをアウェイのカシマの地でもぜひやってやろうという思いを伝えた。もう1つは、ちょうど1年前の8/16、ここカシマスタジアムで2-3と逆転負けを喫した。あのゲームを受けて、私のなかで守り一辺倒ではなくもっと攻撃のことを考えなくてはいけないと考え、今のスタイルを築き始めた。ちょうど1年たった今日、アントラーズを相手になにができるのか、それを示してやろうということを選手たちに伝えた。

ゲームを見れば押し込まれる時間も長かったし、実際には耐え忍ぶ展開に終始したとは思うが、今我々が攻撃においてどのようなトライをしているか、そして攻撃に移ったときにどのようなことができるのかというイメージがあったからこそ、あのような粘り強い守りにつながったと思う。アクシデントの交代が相次ぎ、急な途中出場もあったが、間違いなく選手の総合力、チームの総合力で勝ち取った勝ち点3だと思う。これを1試合で終わらせることなく、次の試合にしっかりと突き進んでいきたい。


選手コメント

[試合後]

【曽ケ端 準】
バランス良くやれていたとは思う。負けは続いているが我慢強くやるしかない。流れはつかめていた。石井さんも言っていたが、チーム、スタッフ、みんなで信じてやっていくしかない。

【土居 聖真】
僕が決められればよかった。勝てないのは自分の責任。自分が決められていないことが、よくないことの1つ。下を向かず、前を向いていきたい。ここでみんなの気持ちがバラバラになれば、この状態が続いていくだけ。応援してくれている人、試合に出られない選手、サポートしてくれている人の思いを背負ってやっているなか、申し訳ない気持ちでいっぱい。

【西 大伍】
キャプテンは自分からやらせてほしいと言った。チームのためにできると思ってのことだった。今日の負けは、ミスがあった自分の責任。もしミスがなくて、負け、引き分けでも自分の責任。そういう立場に今はいると思う。

【鈴木 優磨】
自分が情けなくて仕方がない。最近は試合に出ても何もできていない。チームとしてうまくいっていないとき、途中から出た選手が流れを変えないといけない。暑いときこそ、チームのために全員が犠牲心を持ってやらないと勝ち点は転がってこない。サポーターに申し訳ない。真剣に自分と向き合って、練習から見つめ直してやっていきたい。

【中村 充孝】
何のために試合に出たのかといえば、逆転するため。もっとやらないといけない。後ろは守ってくれている。自分たちの責任。(無得点というのは)大問題。決定機を作れているので、その精度を上げないといけない。

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