日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年12月15日木曜日
◆“Cロナパフォ”のFW鈴木優磨はレアルとの決勝を熱望「本人の目の前でやる」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205442-205442-fl
[12.14 クラブW杯準決勝 A・ナシオナル0-3鹿島 大阪]
両腕を広げ、胸を張って咆哮した。レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドを真似たゴールパフォーマンス。鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が途中出場で試合を決定づけた。
2-0とリードを広げた直後の後半39分、MF中村充孝に代わってピッチに入ると、その1分後だった。右サイドを縦に突破したFW金崎夢生のグラウンダーのクロスからファーサイドに詰め、左足でダメ押しゴール。公式戦では9月17日のJ1磐田戦(3-0)以来、約3か月ぶりの得点となった。
金崎の得点をアシストした準々決勝のマメロディ・サンダウンズ戦(2-0)後、「もう金崎選手にはお膳立てしたくないです。もういいでしょ」と苦笑いしていた鈴木。3日に行われたチャンピオンシップ決勝第2戦でも自ら獲得したPKを金崎に譲るなど、先輩への“お膳立て”が続いていた。
「今度は俺がもらう番ですね」と話していたが、そのとおりに金崎のアシストでゴール。しかし、この日は「まだ、(お膳立て)し足りないでしょ。俺は何本したか」と冗談交じりにさらなる“アシスト”を要求。「でも、(金崎)夢生くんとはいい関係でやれているし、お互いに分かり合えている。そういう意味では良かった」と笑みをこぼした。
アジア勢初の決勝進出。新たな歴史をつくったことに「最高ですね」と胸を張ると、「みんな(決勝の相手は)レアル・マドリーの気持ちでいる。レアルに何としても勝ってもらって、(決勝で)レアルに勝って、日本のサッカーが成長していることを見せつけたい」と、明日15日の準決勝でレアルが北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)に勝利することを切に願った。
「レアルが勝ってくれないと困る。(レアルとの対戦が実現すれば)夢みたいなことだけど、現実。お客さんになったら負ける。いかに目の前の敵と思えるかが勝負のカギになる」。はやる気持ちを抑えられない背番号34は決勝でも点を取って“Cロナパフォ”を披露するプランを明かした。「(C・ロナウドの)目の前まで行ってやります。レッドカードが出るかな」。本気とも冗談ともつかない言葉を口にし、ニヤリと笑った。
(取材・文 西山紘平)
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