日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年7月23日日曜日

◆【鹿島】欧州L3連覇のセビリア撃破…優磨2発も主役は安部(報知)




 ◆明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ 鹿島2―0セビリア(22日・カシマスタジアム)

 国際親善試合の「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」が22日、カシマスタジアムで行われ、鹿島がスペイン1部セビリアを2―0で下した。前半を粘り強い守備でしのぐと、途中出場のFW鈴木優磨(21)が後半27分に左足で先制点を挙げ、ロスタイムにもCKから頭で合わせ、2得点目。昨季リーグ4位で欧州リーグ(EL)3連覇中の強豪を撃破した。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)には先制点をアシストしたルーキーFW安部裕葵(18)が選ばれた。

 欧州リーグ王者を切り裂いたのは18歳のルーキーだった。後半27分、右サイドでFW安部がボールを受けると、トラップでまず1人目をかわし、次のタッチで2人目を抜く。エリア内に入ってから両足のタッチで3人目をかわして、GKが飛び出した瞬間を見計らって左へパスを出した。空振りさえしなければゴールという絶品アシスト。「自分の特長のドリブルを見せられて良かった」と笑った。

 日本代表FW本田圭佑(31)=パチューカ=の生き方に触れるため、本田が実質的オーナーを務めるクラブ「SOLTILO(ソルティーロ)FC」(国内各地で開講)に入り、サッカーを学んだ。その後は瀬戸内高(広島)に進学し、同クラブ出身選手初のJリーガーとして今季鹿島に加入。ドリブル、創造力にあふれるFWで「緊張はしたことない」「やれる自信はある」と先人と同じく動じない心を持つ。

 「圭佑さんは1人の人間としてすごく尊敬している。(本田のように)小さい子どもたちに影響を与えられる人になりたい」と安部。鹿島の強化責任者を務める鈴木満常務(60)は、05年の親善試合マンチェスターU(イングランド)戦で2得点を記録したMF本山雅志(現北九州)になぞらえ「本山と同じでワクワクさせる選手」と期待を寄せた。

 安部は「こういう相手にも通用するんだということは、自信にもなった」と話す一方で「試合でうまくいっても、次の練習で一生懸命やることは変わらない」と言い切った。昨年クラブW杯準優勝に続き、EL3連覇王者も撃破した鹿島。その原動力の「満足しない心」はルーキーにも備わっている。(内田 知宏)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170723-OHT1T50011.html

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