日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年7月23日日曜日

◆鹿島からレンタル加入の20歳平戸がプロ初ゴール!!町田が7月無傷の4連勝(ゲキサカ)




[7.22 J2第24節 岐阜0-2町田 長良川]

 J2リーグは22日、J2第24節を行い、FC町田ゼルビアがアウェーでFC岐阜を2-0で下した。町田は7月に入って無傷の4連勝。一方の岐阜は2試合連続の無得点で2連敗となった。

 大木武監督の下、細かくつなぐスタイルでリーグ1位のパス本数を誇る岐阜だが、この日は立ち上がりからロングボールを多用。町田守備陣を押し込み、序盤のペースを握ったが、町田が前半13分に試合を動かした。自陣左サイドのタッチライン際からFW谷澤達也が一気に前線へロングフィード。俊足のFW戸高弘貴が最終ラインの背後に抜け出すと、PA外まで飛び出してきたGKビクトルをワントラップでかわし、左足で無人のゴールに流し込んだ。

 2試合連続ゴールの戸高は直近7試合で5得点目。やや劣勢だった町田が先制に成功した。痛い形で先制された岐阜だが、その後もボールを保持し続ける。ところが前半40分に痛恨のミスから2失点目。自陣でのDF福村貴幸のパスミスを町田FW吉田眞紀人がカットし、右サイドでフリーのMF平戸太貴がパスを受けると、PA右手前から狙った左足ミドルが岐阜ディフェンスに当たってコースが変わり、そのままゴールネットを揺らした。

 今季、鹿島から期限付き移籍で加入した平戸は今季初先発で待望のプロ初ゴール。鹿島ユースから昨季、トップチームに昇格した2年目の20歳が相馬直樹監督の起用に応えた。前半の町田はシュート3本で2点を奪うという効率の良さ。対する岐阜はボール支配率68%を記録しながらシュートは1本止まりで、大木監督はハーフタイムに「2点取られたのだから3点取るしかない」とゲキを飛ばし、後半開始からDF野澤英之に代えてMF風間宏矢をピッチに送り込んだ。

 風間の投入で徐々に攻勢を強める岐阜は後半18分、細かいパスワークで左サイドを突破し、町田の守備ブロックが堅いと見るや、素早くつないで右サイドに展開。スペースでボールを受けた風間のクロスがファーサイドに抜けてきたところをFW古橋亨梧が右足で狙ったが、左のサイドネットに外れた。

 後半24分には中盤でMFシシーニョがボールを奪い、右サイドのスペースにスルーパス。FW大本祐槻の深い位置からのクロスはGK高原寿康に阻まれたが、ゴール前にこぼれたボールをMF庄司悦大が落とし、風間が無人のゴールにシュートを放つ。絶好のチャンスだったが、ゴールライン上の町田DF深津康太がヘディングでクリア。決死のディフェンスでゴールを許さなかった。

 町田は後半25分、中京高からFC岐阜SECONDを経由して昨季まで岐阜に所属していたMF遠藤純輝を谷澤に代えて起用。スタジアムは盛り上がりを見せたが、酷暑の中で試合は消耗戦の様相を呈し、後半アディショナルタイムには岐阜の庄司がパスを出したあとに遠藤と交錯した際、無謀に引き倒したとみられたか、主審は庄司にレッドカードを提示し、一発退場となった。

 試合はそのままタイムアップを迎え、町田が2-0で勝利。貴重な追加点でJリーグ初ゴールを決めた平戸は試合後のインタビューで「相手のミスからいい形でボールが回ってきたのでうまく決められた。チームとしても個人としても結果を出さなければならないのでよかった」と喜んだ。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?221644-221644-fl

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