明治安田生命J1第32節 大宮0―3仙台 ( 2017年11月18日 ユアスタ )
石井新監督の初陣となった17位・大宮は仙台に0―3と大敗し、J1残留が風前のともしびとなった。前節から先発5人を変更。積極的な采配で得点を奪いに行ったが、前半26分に先制点を許す。その後は守備ラインが後退し、球際やセカンドボールの対応も後手に回り大量失点を招いた。後半25分にMF大山が退場するなど散々な内容で、指揮官は「期待を裏切ってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱい」と神妙に語った。
負の連鎖は止まらず10試合連続勝ちなし。降格の決まった新潟が甲府に勝ったことで首の皮一枚つながったが、次節に勝ったとしても、15位広島がFC東京に引き分け以上でJ2行きが決まる。新体制で主将を任されたMF江坂は「2試合で勝ち点6を絶対に取らないと」と悲そう感を漂わせた。
≪大宮のJ2降格条件≫J1残留争いは13位札幌の残留、最下位新潟のJ2降格が決定し、降格は残り2チーム。次節(26日)は降格圏内の16位甲府と17位大宮が直接対決する。大宮は△●ならば無条件で降格決まり、○でも15位広島が○△で降格決定となる。甲府も△ならば14位清水と広島がともに○で、●ならば清水が○△、広島が○で降格が決まる。この場合は直接対決の両チームともに降格決定という“J1史上初の悲劇”となる可能性もある。