鹿島アントラーズのDF西大伍が、柏レイソル戦を振り返った。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、首位の鹿島アントラーズが柏レイソルとスコアレスドローに終わった。西大伍が試合を振り返った。
勝てば優勝が決まる一戦だった鹿島は、前半立ち上がりから高い位置でプレスを掛けるなど、積極的な姿勢を見せる。しかし、最後まで得点を奪えず。無得点でタイムアップの笛を聞いた。西は「サイドをもうちょっと…。僕が空いている場面が結構あったので、そこを使いながらシンプルに回しても良かった」とこの試合の反省点を挙げた。
それでも鹿島は後半に猛攻を仕掛け、柏ゴールを何度も強襲。「前で奪う場面もいっぱいあったので。悪くはなかったというか、良いゲームだったとは思う」と、決して悲観する内容では無かったと西は振り返る。
この試合は「僕、全く疲れなかったんですよ。やっぱりああいう雰囲気の中でできると、いつもより疲れを感じないというか。そこ、太字で書いておいてください(笑)」とジョークを飛ばす余裕も見せた。
今節も自力で優勝するチャンスがあったが、お預けとなってしまった鹿島。西は「そう簡単じゃない」と、リーグ優勝の難しさを口にする。
29日に行われる浦和レッズvs川崎フロンターレで川崎Fが引き分け以下に終わればその時点でリーグ連覇が決定する。仮に川崎Fが勝利した場合でも、鹿島は12月2日に行われる最終節のジュビロ磐田戦で勝利すれば自力で優勝を達成できる。
次こそは「決めます」。クールに言い切った西の目は、すでに最終戦へと向けられていた。