ヘタフェを長く追う現地の記者も柴崎のプレーぶりを楽しんでいるようだ。
柴崎は9月に行われたリーガエスパニョーラ第4節バルセロナ戦で、左足の第5中足骨を亀裂骨折。その後、出術を行い、リハビリに励んできた同選手は全体練習に復帰し、間もなく実戦にも出場すると、ホセ・ボルダラス監督が明かしている。
また、柴崎の復帰を待ちわびるのはヘタフェの関係者だけではないという。スペイン紙『アス』で同クラブの番記者を務めるホセ・アントニオ・デ・ラ・ロサは「皆が彼を恋しがっている」と話す。
「彼を初めて見たとき、そのパフォーマンスは我々にとって良い意味でサプライズだった。FIFAクラブワールドカップでのレアル・マドリー戦で、彼のことを誰も知らなかったわけだが、非常に良いプレーをしてゴールまで決めてみせた。そして昨年はスペイン2部でプレーし、現在はチームに非常によく順応している。今シーズンも最初の2カ月は素晴らしいパフォーマンスで、すぐにチームのスター選手の一人になった」
同様に、『カデナ・コープ』のアルバロ・ロルデンも柴崎のクオリティを高く評価し、復帰を心待ちにしている。
「私が考えるに、彼はチームのベストプレーヤーで随一のテクニックの持ち主だ。バルセロナ戦で負傷してしまったあの試合でも素晴らしいゴールを決めていた。サポーターは彼をヘタフェの“オリベル・アトム”(キャプテン翼の主人公・大空翼のスペイン語名)と呼んで親しんでいる。我々も彼が早くゲームに戻ってくることを願っているよ」
間もなく復帰が近づく柴崎。9日のエイバル戦で日本人対決は見られるだろうか。注目の一戦はDAZNでも9日21時から放映される予定。