初招集の三竿が“日韓戦”の大舞台でA代表デビュー
日本代表は16日にE-1選手権最終戦で韓国代表と対戦。1-4で完敗を喫したなか、今大会でハリルジャパンに初選出されたMF三竿健斗(鹿島アントラーズ)が途中出場でA代表デビューを飾った。新進気鋭の21歳の晴れ舞台を、なでしこジャパンの同世代MFが「やっときた!!!」「もっと見たかった!」と喜びのツイートを発信している。
日本は開始早々に得たPKをFW小林悠(川崎フロンターレ)が決めて幸先良く先制した。上々のスタートを切ったかに思われたが、その後は韓国に押し込まれて前半のうちに3失点。後半にも1失点を喫して1-4と敗れた。
“永遠のライバル”韓国に、2010年5月24日以来(0-2)となる約7年7カ月ぶりの敗戦。4失点以上の敗戦は、1979年6月16日に1-4で敗れて以来と屈辱的なゲームとなってしまったが、後半21分にMF井手口陽介(ガンバ大阪)に代わって三竿が投入され、大会3試合目でのA代表デビューとなった。
バヒド・ハリルホジッチ監督はメンバー発表会見で、「ボールを奪える選手で、奪った後のファーストパスも面白い。力強さは他の選手よりあるかもしれない。代表でどういうプレーができるか見たい」と期待を寄せていた。最大限に持ち味を発揮できる試合展開ではなかったものの、21歳の若武者はサッカーキャリアにおいて大きな一歩を踏み出したと言っていいだろう。
「1タッチ2タッチうまいな~」
三竿の“門出”を祝福したのが、なでしこジャパンのMF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)だ。弱冠20歳の司令塔は、16日に自身のツイッターを更新。三竿が交代を控え、ピッチサイドで待機する姿の画像とともに、「3試合目でやっときた!!! デビュー 三竿おめでとう〜!!! もっと長い時間見たかった! 1タッチ2タッチうまいな〜 そこからリズムでてたな〜 頑張らないと」と興奮気味に投稿。巧みなボールさばきを称えた。
三竿は東京ヴェルディの下部組織で育ち、2015年に東京VでJリーグデビュー。翌年に強豪鹿島へと移籍し、リーグ優勝を経験した。一方の長谷川も東京Vの女子チームである日テレ・ベレーザの下部組織出身で、2013年からなでしこリーグでプレー。今年3月のアルガルベカップで三竿よりも一足早く代表デビューを果たしている。
長谷川はE-1選手権初戦の韓国戦に先発出場するも、後半30分で交代。その後怪我のためにチームを離脱したが、接点のある同世代の躍進に、大いに刺激を受けたようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
3試合目でやっときた!!!— Yui Hasegawa/長谷川唯 (@maybe10_) 2017年12月16日
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