日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年7月5日木曜日

◆原口先制弾アシストの26歳柴崎、この悔しさを晴らすのは2022年のオレたち!/W杯(サンスポ)



柴崎岳


 ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦(2日=日本時間3日、日本2-3ベルギー、ロストフナドヌー)日本の司令塔、MF柴崎岳(26)=ヘタフェ=がベルギーとの決勝トーナメント1回戦の後半3分、絶妙のスルーパスでMF原口元気(27)=ハノーバー=の先制点をアシストした。大会を通じて大きく飛躍した背番号7は、悔しさを糧に4年後のカタール大会でのリベンジを誓った。

 才能がキラリと光った。後半3分、針の穴に糸を通すような正確なスルーパスをMF原口へと送り、先制点をアシスト。MF柴崎が存在感を示した。

 「16強という日本サッカー界の課題というか、壁みたいなものを打ち破っていきたい」

 ベルギー撃破を目前にし、まさかの逆転負け。柴崎が悔しさをかみしめながらも、4年後の飛躍を強く誓った。

 初めて経験したW杯は全4試合で先発出場。ベルギー戦での前半は序盤から的確なポジショニングで攻守の“かじ取り役”となった。後半、チームに勢いをもたらす原口の先制弾を演出。その後、MF乾の得点で2-0としたが、「体が重い感覚もあった」と自身の運動量は低下しミスが目立ち始め、2失点を喫した同36分にMF山口と交代でベンチへと退いた。

 鹿島時代の2016年12月、クラブW杯決勝で欧州王者レアル・マドリード相手に2得点を挙げ、スペイン移籍後の昨年9月にはヘタフェの10番としてバルセロナから強烈なボレーシュートで得点を奪った。

 しかし、けがなどにも泣かされ、出場機会は減少。昨年9月のアジア最終予選サウジアラビア戦を最後に日本代表からも遠ざかっていたが、幼い頃より見ていた夢の舞台で躍動。欧州クラブも注目する活躍をみせた。

 「自分が中心となって展開していかなければいけなかった」と無念の敗戦に、こみ上げる悔しさ。だが、それも手応えを得たからこそわき出る感情だ。「ゆっくり4年後も考えながら、やっていきたい」とこれからの日本を背負う26歳の司令塔は、その視線を22年のカタール大会へと向けた。 (一色伸裕)

無得点に終わったFW武藤嘉紀
「このW杯で何一つチームに貢献できたことがなかった。自分の力のなさはすごく腹が立った」

大会を通じて出場機会のなかったMF大島僚太
「チームとしてやってきたので、悔しい気持ちはある。(出番なしは)実力だと思うので、練習するしかない」

★期待の若手は

 W杯ロシア大会に落選したFW中島翔哉(23)=ポルティモネンセ=はエース格として今後の成長に期待が懸かる。昨季にオランダで結果を残したMF堂安律(20)=フローニンゲン=ら東京五輪世代のデビューもありそうだ。4年後を見据え、MF久保建英(たけふさ、17)=FC東京=の抜擢(ばってき)もあり得る。


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原口先制弾アシストの26歳柴崎、この悔しさを晴らすのは2022年のオレたち!/W杯




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