J1第14節、セレッソ大阪vs鹿島アントラーズが開催された。
明治安田生命J1リーグ第14節延期分のセレッソ大阪vs鹿島アントラーズが25日にヤンマースタジアム長居で行われた。
7勝6分け3敗で4位につけるC大阪と6勝4分け6敗で10位に位置する鹿島が相まみえた。22日に行われた第17節の浦和レッズ戦を引き分けたC大阪は、中2日という厳しい日程の今回の一戦で、リーグ3試合ぶりの勝利を目指す。対する鹿島は、22日の柏レイソル戦を6-2で大勝しており、勢いを継続する連勝を狙った。
試合序盤は一進一退の攻防となる。C大阪は杉本のポストワークを生かして攻撃を展開。対する鹿島は、積極的な仕掛けを見せる安部を軸に効率的にゴールを目指そうとする。その鹿島は32分、右サイドで鋭い縦突破を仕掛けた鈴木がクロス。ニアサイドに走りこんだ土居が合わせにかかるが、これはミートできなかった。
逆にC大阪は39分にチャンス。ボックス右でロングパスを受けた水沼が中央に仕掛けてシュートに持ち込む。しかし、ここは素晴らしいカバーリングに入った昌子のブロックに遭い、先制点とはならない。ただ、鹿島はこのプレーで昌子が左足を痛め、町田との交代でピッチを後にした。
C大阪はさらに前半終盤の43分に決定機を演出する。ボックス左から田中亜が入れたグラウンダークロスにファーサイドで合わせた水沼が枠内シュート。しかし、これはコースが甘く、GKクォン・スンテに処理された。
すると迎えた後半、試合の均衡を破ったのは鹿島だった。57分、ハーフウェーライン過ぎあたりでボールに反応した鈴木がスピードを生かして一気にボックス左まで進入。前に出てきたGKキム・ジンヒョンをはずす巧みなシュートを沈め、鹿島が先制した。
さらに鹿島は60分、左サイドで仕掛けた町田のクロスに土居が合わせる。これが見事に決まり、土居の3試合連続ゴールで鹿島がリードを広げた。
終盤はC大阪が巻き返す。73分にはCKの流れからこぼれ球に反応した水沼がペナルティアーク付近でシュート。しかし、これは左ポストに直撃し、跳ね返りに反応した片山のシュートはGKクォン・スンテにセーブされた。
結局、試合はそのまま鹿島が逃げ切り。鹿島は3試合負けなしの2連勝としたものの、昌子の状態が気になるところだ。
■試合結果
C大阪 0-2 鹿島
■得点者
C大阪:なし
鹿島:鈴木(57分)、土居(60分)
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