日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年9月30日日曜日

◆鹿島鈴木優磨が1G1A「全員連動守備続けた結果」(ニッカン)



鈴木優磨 Yuma.Suzuki


<明治安田生命J1:ヴィッセル神戸0-5鹿島アントラーズ>◇第28節◇29日◇ノエスタ

狙っていた。その目を、集中を、途切らせることなく。まるで、野獣だった。

ヴィッセル神戸が自陣で行った右からのスローインがセンターバックに渡ったとき、鹿島アントラーズのFW鈴木優磨はのらりくらりと、気づかれない程度に前へと歩を進めていた。そして、ボールがさらにGKキム・スンギュに戻った瞬間、猛然とダッシュで駆けた。慌てたキムが右足アウトサイドでワントラップし、かわそうとしたところを、構わずかっさらった。悲鳴を上げた神戸サポーターを背にした鈴木は、歓喜に湧く鹿島サポーター側の無人のゴールへと、ボールを運んだ。3-0。後半11分のこのゴールで、試合の大勢は決した。

「前半から全員で連動した守備を続けていたので、その結果があのゴールにつながったと思います」

鹿島の新エースは、その存在感を日増しに高めている。0-0で拮抗(きっこう)していた前半30分には、FW土居聖真からのパスを受けて左サイドを疾走。MFレオ・シルバへの先制点をアシストした。前節札幌戦に続く1得点1アシスト。得点はリーグ3試合連続ゴールで、今季はこれで11得点9アシストの合計「20」へと記録を伸ばした。得点感覚もラストパサーの能力も優れた、まさに万能型ストライカー。なくてはならない頼もしい存在へと変貌している。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)もルヴァン杯も天皇杯も勝ち抜くチームは、23日の札幌戦から22日間で7試合をこなす超過密日程。次戦は、水原(韓国)とのACL準決勝第1戦が控える。「10月はこれから厳しい連戦が続きますが、全ての試合で勝利できるよう、みんなで戦っていきます」。

その言葉が、頼もしく聞こえる。


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◆鹿島鈴木優磨が1G1A「全員連動守備続けた結果」(ニッカン)




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