明治安田生命J1リーグ第33節・ベガルタ仙台対鹿島アントラーズが行われた。
10位・仙台のホームに乗り込んだACL圏内の3位・鹿島。選手全員を入れ替えて3-2で勝利した前節・柏レイソル戦から先発を8名変更して臨む。
鹿島は序盤こそ仙台にボールをキープされる展開となったが、34分に右サイドの敵陣深くで得たFKがチャンスとなる。キッカーの遠藤康からバックパスを受けた西大伍がダイレクトでクロスを上げる。混戦の中でボールを拾った昌子源がタメを作り、冷静にゴール右に蹴り込み先制点を獲得。
一方、反撃に出たい仙台だったが、アクシデントが発生。36分に安部裕葵と接触した蜂須賀孝治がピッチに倒れ、負傷交代。中野嘉大が交代でピッチに入る。
後半に入っても再び鹿島。70分、レオ・シルバが左サイドから切り込み、鈴木優磨にスルーパス。左サイドに流れた鈴木のクロスから安西幸輝が合わせて追加点を奪う。
2-0になってからも鹿島の猛攻が続く。75分、中央でボールを受けた安部がゴール前に浮き玉のパス。ボールはDFにクリアされるが、セルジーニョがこぼれ球に素早く反応。冷静に流しこみダメ押しの3点目を決める。
終盤に仙台に攻め込まれるシーンがあるも鹿島が粘り強い守備でシャットアウト。アジア王者が強さを見せ3-0で勝利を収めた。
ACL出場を争うコンサドーレ札幌も勝利したため、鹿島の3位以上の確定は最終節まで持ち越された。鹿島は12月1日、サガン鳥栖とホームで最終節を戦う。
■試合結果
ベガルタ仙台 0-3 鹿島アントラーズ
■得点者
鹿島:昌子源(34分)
鹿島:安西幸輝(70分)
鹿島:セルジーニョ(75分)
◆ACL王者が圧巻の3発快勝。鹿島が仙台を下し3位を堅持/J1第33節(GOAL)