全力尽くしタイトルを
3日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦を控えるJ1鹿島のジーコ・テクニカルディレクター(TD)、大岩監督、鈴木満・取締役強化部長が1日、クラブハウスで報道各社の合同取材に応じた。
ジーコTDは8月にチームに合流。練習や試合に帯同してサポートをしてきた。自身が取り組んだのはクラブの意識改革。内容については「選手へ在籍しているアントラーズというクラブへの責任が欲しいと言った」と明かし、「その結果彼らがそういう姿勢をピッチの中で示してくれている」と高い評価を与えた。
ACL制覇は鹿島の悲願。目前に迫る決勝に向けて、ジーコTDは「クラブと関係者全員が、唯一まだ持っていないタイトルを手にするべく、強い信念や執念を持って取り組んでくれることを心から願っている。われわれはプロフェッショナルとしてやるべきことに全力を尽くし、タイトルを取りたい」と語気を強めた。
8度目の出場で決勝進出は初めて。鈴木強化部長は「世界に出ていく足掛かりとなる大会。ここ2年は今まで以上にACLをターゲットにしたチーム編成をしてきた。外国人選手の力や国際試合への慣れは国際大会のプラスになることを意識した」と、勝ち上がってきた現有戦力を分析した。
この日の午前練習は、前日のC大阪戦に先発したメンバーがリカバリーメニューのみだった。大岩監督は「全員が同じ方向を向くという意味で2日の前日練習が重要になる。みんな一緒にできる楽しみがある」と話した。 (岡田恭平)
◆J1鹿島 ジーコTD 意識改革の姿勢見えた ACL3日決勝(茨城新聞)