
日刊鹿島アントラーズニュース
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2018年12月21日金曜日
◆鹿島はレアルに善戦 欧州のクラブと対等に戦える(サンスポ)

19日(日本時間20日未明)のクラブW杯準決勝は、アジア代表のJ1鹿島が1-3で欧州代表レアル・マドリード(スペイン)に敗れた。序盤はリズムをつかんだ鹿島だったが、前半終了間際に失点。後半にも2失点を喫したものの、終盤にFW土居聖真(26)が一矢を報いた。J1清水の元監督で、欧州と日本のサッカーに精通するズドラヴコ・ゼムノビッチ氏(64)は実力差がみられた試合を、前向きに捉えた。
「鹿島にとっては現実を見せつけられた辛い試合となった」という意見もあるが、私はそうは思わない。確かに実力差があったのは事実だが、私は鹿島が善戦したと感じている。
序盤の“奇襲攻撃”。狙いはよかった。ただ、開始直後のFWセルジーニョのシュート、その流れからのCKも続けざまに枠を外してしまい、好機を逸した。それでも前線から最終ラインにかけての統率した守備をみせ、ボールを奪えば果敢に敵陣に攻め入る姿勢はみせていた。右のDF西大伍も効果的な攻め上がりでアクセントになっていたものの、攻勢に出ている時間帯でゴールが欲しかった。
前半25分過ぎから流れが急変。動きの鈍かったレアルだが、体がほぐれ、ウオーミングアップ完了。パススピードもあがり、全体的に流れを作り始めた。ルカ・モドリッチを中心にボールが回り出し、ベールの左サイドから突破。このサイドを止めるのは難しかった。西の裏を突き始め、前半終了間際には、鮮やかなワンツーから難しいシュートを簡単に決められた。後半は致命的なミスから失点。世界のトップレベルだと、あのようなミスは絶対に見逃さない。確実に決められ、その後も追加点を喫し、ハットトリックを達成された。
実力差はあったが、考えてほしい。鹿島はリーグ戦、天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグと連戦を戦ってきており、疲弊している状況。加えて、FW鈴木優磨(22)、日本代表MF三竿健斗(22)ら主力も負傷で欠場しており、ベストな状態ではなかった。その中で世界一との呼び声高いチームとの対戦。もし逆の組の準決勝で南米代表リバープレート(アルゼンチン)と戦っていたら、勝っていた可能性もある。いまの鹿島は欧州のクラブとも対等に戦えるレベルにあるが、レアル・マドリードは相手が強すぎた。
試合は1-3で負けたが、MF安部裕葵(19)やDF昌子源(26)はいいパフォーマンスを見せていた。昌子は欧州移籍の話も出ているが、安部についても欧州クラブのスカウトの目に留まったはずだ。このような舞台で活躍できる若手が出てきている。鹿島、日本のサッカーにとって大きな収穫といえるだろう。(元清水監督)
ズドラヴコ・ゼムノビッチ(Zdravko Zemunovic)
1954年3月26日生まれ、64歳。ユーゴスラビア(現セルビア)出身。現役時代は国内リーグなどでプレー。引退後はオシム元日本代表監督が当時指揮を執っていたチームの2軍監督などを歴任し、95年に初来日。鳥栖(当時JFL)のコーチを経て2000年12月に清水の監督に就任した。VONDS市原(関東1部)の監督を経て、現在は千葉県協会テクニカルアドバイザーを務める。
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