日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年1月24日木曜日

◆エースFW大迫勇也、ベトナム戦「出る」4戦ぶり復帰へ(報知)









 ◆アジア杯▽決勝トーナメント2回戦 日本―ベトナム(24日、ドバイ)

 サッカー日本代表はサウジアラビア戦から一夜明けた22日、準々決勝のベトナム戦(24日)に備え、シャルジャ近郊のグラウンドで約1時間の練習を行った。右でん部の痛みで別メニュー調整が続いていたエースFW大迫勇也(28)=ブレーメン=がこの日から練習に完全合流。次戦について「出られると思います」と断言した。エース復活で森保ジャパンの攻撃も息を吹き返す。

 右でん部のことは頭から消えていた。強い日差しの中で行われたシュート練習。FW大迫が放つ強烈なシュートに、スタッフから「ナイス」「おお」と声が上がった。「コンディションは個人的には上がっている。次の試合、(出場)時間は分からないけど、出場はできると思います」。言葉を待つまでもなく、臨戦態勢が整ったことは伝わってきた。

 昨年末のリーグ戦で右でん部を痛め、リハビリを続けてきた。6日に全体練習に合流し、1次リーグ初戦のトルクメニスタン戦に先発出場。2得点と仕事を果たし、3―2の逆転勝利に導いたが、それと引き換えに同じ場所の痛みを再発させ、決勝トーナメント1回戦までの3試合を欠場した。チームは苦しみながらも連勝したが、エース不在の影響は少なくなかった。

 サウジアラビア戦(21日)ではボール支配率は23・7%と落ち込んだ。主審の厳しい判定基準、前半20分に先制したことなど、いくつか守勢に回った理由がある中で、前線に起点を作れる選手がいなかったことも影響した。国内の親善試合であれだけ輝いていたMF堂安、南野がゴール前で沈黙しているのは、FWから良い体勢でパスを受けられないからだ。

 大迫は大柄なドイツ人DFを背負い、後方から圧力をかけられても体がぶれることなく、ボールを収めて味方につなぐ。収めているのは数秒だが、この時間が味方の攻撃参加する時間を生み出し、ゴールへの選択肢は飛躍的に増えていく。大迫はベンチから見たサウジアラビア戦を踏まえ、準々決勝以降の改善点がここにあると分析した。

 「もっと前で時間を作ったり、縦に行くだけじゃなく、収めどころを作ったり、という時間も必要かな。そうすれば前でもっと得点チャンスも増えると思うし、大事なポイントになると思う」

 次戦はFW武藤が累積警告で出場停止。1トップを務められる選手は、FW北川と2人だけとなった。この日全体練習に合流したばかりで万全とは言えないが、先発に送り出される可能性もある。「ゴールを取ることが一番だと思う。FWとして」と大迫。しぶとく勝利を積み重ねて来た森保ジャパンに、エースが帰ってくる。(内田 知宏)

 ◆大迫の負傷経過

 ▼昨年12月22日 ライプチヒ戦で右でん部を負傷
 ▼同28日 日本代表合流も、別メニュー
 ▼1月6日 全体練習に合流
 ▼同9日 トルクメニスタン戦先発出場
 ▼同11日 右でん部の痛みで別メニュー調整に入る
 ▼同22日 全体練習合流




◆エースFW大迫勇也、ベトナム戦「出る」4戦ぶり復帰へ(報知)





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