日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年3月13日水曜日

◆伊藤翔が2発! アジア王者鹿島、フェライニ擁する山東魯能に敵地ドロー(ゲキサカ)



伊藤翔 Sho.Ito


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[3.12 ACLグループE第1節 鹿島2-2山東魯能 済南]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は12日、グループリーグ第1節を各地で行い、鹿島アントラーズは山東魯能(中国)と2-2で引き分けた。前半14分までにFW伊藤翔が2ゴールを決めたが、元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレに屈して2失点。それでも敵地で貴重な勝ち点1を獲得し、通算成績を1勝1分とした。

 鹿島は9日に行われたJ1第3節・湘南戦(◯1-0)から先発6人を入れ替えた。MF三竿健斗が昨季のACL決勝第2戦以来の先発復帰を果たし、2月23日のJ1第1節を最後に負傷離脱していたDFチョン・スンヒョンも復帰。その他、第1節のジョホール・ダルル・タクジム戦(◯2-1)で好パフォーマンスを見せたDF平戸太貴、MF遠藤康、FW山口一真MFセルジーニョも先発した。

 試合は立ち上がりから大きく動いた。前半10分、鹿島は2トップの一角で先発した伊藤がバイタルエリアで中央突破をしかけ、相手ディフェンスとの競り合いからセカンドボールがMFレオ・シルバの元へ。これを伊藤に再び送ると、コントロールした右足ミドルシュートをゴール右隅に流し込み、敵地での貴重な先制点を奪った。

 さらに鹿島は前半14分、右サイドを攻め上がったDF平戸太貴が内側に絞りながらスルーパスを送ると、ここでも反応したのは伊藤。GKワン・ダーレイの飛び出しに対し、意表を突いたループシュートで追加点を流し込んだ。今季、横浜FMから加入した伊藤はこれで今季の公式戦5試合で5得点目となった。

 ところが前半20分、山東はDFワン・トンが右サイドを攻め上がると、鋭いクロスがファーサイドに流れ、MFジョウ・ハイビンが折り返す。これに対し、カバーに入ったMF三竿健斗がエリア内でハンドの反則。PKを与えてしまい、これをペッレに落ち着いて決められた。

 勢いを強める山東は前半38分、負傷したワン・トンを下げてDFジャン・チーを投入。ところが同41分、DFチョン・スンヒョンを背負ったままボールをおさめたペッレがMFウー・シンハンとのワンツーからシュート。タイミングを外された鹿島GKクォン・スンテは反応できず、ボールはネットに吸い込まれた。

 後半立ち上がりも山東が主導権を握り、立て続けにゴール前のチャンスを作り出す。それでも同9分、鹿島はセルジーニョが右サイドを突破し、クロスをMFレオ・シルバがPA内左に流すと、FW山口一真が右足でシュート。しかし、力のないボールはワン・ダーレイの正面に飛んだ。

 鹿島は後半16分、山口に代えて20歳のFW安部裕葵を投入。同20分にはコーナーキックから元ベルギー代表MFマルアン・フェライニにヘディングシュートを放たれたが、ボールはわずかにクロスバーを越えた。その後は互いに中盤での時間帯が長く、双方ともにリスクを避けながら攻め合う展開となった。

 鹿島は後半34分、遠藤に代わってDF安西幸輝を、同41分には平戸に代わってMF土居聖真を投入。終盤にはレオ・シルバに決定機も訪れたが、相手GKの攻守に阻まれて追加点はならず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。鹿島は4月9日の第3節で慶南FC(韓国)と対戦する。




◆伊藤翔が2発! アジア王者鹿島、フェライニ擁する山東魯能に敵地ドロー(ゲキサカ)





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