日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年3月13日水曜日

◆AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ 第2節(オフィシャル)



伊藤翔 Sho.Ito


2019年03月12日(火) 15:30キックオフ 済南オリンピックスポーツセンター
【入場者数】12,185人 【天候】Sunny、 気温11.0度、 【ピッチ】
【主審】MOOUD BONYADIFARD(IRN) 【副審】MOHAMMADREZA ABOLFAZLI(IRN) 【副審】SAEID ALNEZHADIAN(IRN) 【第4の審判員】ALI REDA(LIB)


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ACLグループステージ 第2節

中2日で迎えたアウェイ山東戦。ドローで勝ち点1を獲得。

アントラーズは、J1第3節湘南戦から中2日で中国の山東魯能と対戦した。前半10分、伊藤のゴールで先制に成功すると、その4分後には再び伊藤がゴール。早い時間で2点リードを奪ったが、その後、立て続けに2ゴールを許して、同点に追いつかれた。後半は両チーム譲らず無得点。このまま2-2のドローで試合を終えた。過密日程の中でアントラーズは、貴重な勝ち点1を獲得した。

シーズン序盤、早くも厳しい連戦がやってきた。3月1日からの13日間で4試合。試合から試合へと目まぐるしい日々が続く。





Jリーグ第3節湘南ベルマーレ戦で、待望の今季リーグ戦初勝利をあげたアントラーズ。しかし、喜びも束の間、湘南戦の翌日には、ACL第2節山東魯能との決戦の地、敵地中国へと飛び立った。

再びアジアの頂点に立つために。過密日程のなかで、山東との戦いに臨んだ。指揮官は湘南戦から先発メンバーを6名変更。チョン スンヒョン、三竿健斗が怪我から復帰し、右サイドバックには平戸、左サイドバックには山東魯能への高さ対策で町田が入った。サイドハーフには右に遠藤、左に山口が起用されている。また、ベンチには曽ケ端、内田、安西、関川、永木、土居、安部が座る。



雲一つない晴天に恵まれた済南オリンピックスポーツセンタースタジアム。現地時間15時30分にキックオフのホイッスルが鳴った。

試合立ち上がり、積極的にクロスを放り込んでくる山東に対して、アントラーズの守備陣は落ち着いて対応。空中戦で一歩も引けを取らず、勇敢なプレーでロングボール弾き返していった。





すると、前半10分。山東の攻撃を凌いだアントラーズが鋭いカウンターを発動させる。ピッチ中央でこぼれ球を拾ったレオ シルバから伊藤へスルーパスを送ると、受け取った伊藤は冷静にゴール右隅を狙ってシュート。これが見事にゴールネットを揺らし、アントラーズが待望の先制に成功した。頼れるエースが敵地で貴重な先制ゴールを奪った。









さらにその4分後、勢い付くアントラーズが再びチャンスを掴む。右サイドでボールを受けた平戸が遠藤とのパス交換で中央へ進入すると、斜めに動き出した伊藤へ絶妙なスルーパスを送る。最終ラインの裏に抜け出した伊藤は、寄せてきたGKの頭上を越す、技ありのループシュート。これが見事にゴールネットを揺らし、追加点を奪った。これで伊藤は公式戦5試合で5ゴールを記録。圧倒的な存在感を放つエースが中国でも躍動した。







最高のスタートを切ったアントラーズ。山東のロングボール戦法にも選手全員が身体を張って対応し、決定機をつくらせない。

しかし、前半19分に不運な形で失点を喫してしまう。ヘディングシュートが三竿の手に当たってしまい、PKの判定。これをペッレに決められて、1点差に迫られた。











このままリードを保って前半を終えたいアントラーズだが、再び悲劇が訪れる。41分、アーリークロスからゴール前の混戦に持ち込まれると、最後はペッレにシュートを許し、ゴールをこじ開けられた。

前半は2-2で終了。2点リードしながらも、相手のパワー溢れる攻撃に耐えきれず、同点に追いつかれる悔しい展開となった。



後半に入っても、山東はフィジカル勝負を仕掛けてくる。アントラーズは守勢に回る時間帯もあったものの、過密日程を感じさせない集中力で、山東の攻撃を跳ね返していく。













すると、54分。アントラーズに後半最大のチャンスが訪れた。右サイドを突破したセルジーニョが中央へクロスを入れると、レオ シルバを経由して逆サイドでフリーになった山口へ渡る。山口は一度切り返しを入れて、右足で狙いすましたシュート。しかし、これは惜しくも相手GKに阻まれてしまった。









試合は再びこう着状態に陥る。すると、指揮官が動いた。左サイドで奮闘した山口にかえて安部を投入。敵地で勝ち点3を狙いに行った。

得点を奪いたいが、失点を喫したくない難しい時間帯。大岩監督はさらに交代カードを切る。79分に遠藤にかえて安西、85分には平戸にかえて土居をピッチへと投入。リスクを回避しながらも、勝ち越し点を狙いに行った。















しかし、このまま2-2で試合終了。2点のリードを追いつかれる悔しい試合展開とはなったが、中2日の強行日程の中、敵地で貴重な勝ち点1を獲得した。







次戦は、中4日で迎えるJリーグ第4節。アウェイで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。次なる戦いはすぐそこにある。今日の悔しさを晴らす舞台へ。限られた時間で最善の準備を進めていく。





【この試合のトピックス】
・伊藤翔が今季公式戦5試合で5ゴールを記録

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛


山東魯能:Li Xiao Peng


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半に2点リード出来たところまでは理想的だったが、前半のうちに2失点してしまったのは誤算だった。ただ、選手たちが90分戦ってくれて、勝ち点1を取ることができたところは非常に評価している。しっかりとリカバリーをして、次のリーグ戦に臨みたい。

Q.今日の結果を受けて、どのように評価しているか?また、今日の試合でPELLE選手が2ゴールを決めたが、試合前の分析と実際戦ってみた印象は?

A.もちろん勝ち点3を目指して戦った。前半は、理想的な得点と残念な失点をしてしまった。その中で、勝ち点1を取れたというところは、非常に評価できるポイントになる。PELLE選手は、分析の中で非常にヘディングやフィジカルの強い印象だった。そして、実際に戦ってみて予想以上に強く、選手たちもてこずっている印象を受けた。次のホームでは、しっかり対策を練って臨みたい。

Q.今日山東魯能と戦い、ドローという結果に終わったが、監督から見て山東魯能はアジアのトップチームという印象を受けたか?

A.外国籍選手を中心として、非常に攻撃力のあるチームだと改めて感じた。アントラーズのライバルとなる存在だと思うし、グループリーグを突破するチームだと予想している。アジアの中でお互いが競い合っていけば、お互いのレベルアップにつながると思う。

Q.ジーコTDが14年前のアジアカップで、済南に来て勝利したが、ジーコTDがいることによってチームに何をもたらしているのか?

A.ジーコTDはアントラーズのシンボル。いてくれるだけで、選手やスタッフ、クラブに携わるすべての方々が強い気持ちを持つことができ、落ち着きも与えてくれる。14年前にこの地で、日本代表チームとして勝ったという話も聞いた。今回はドローという結果に終わってしまい残念ではあるが、このスタジアムやこの地に非常に好感を持った。皆様のホスピタリティに非常に感謝をしている。


山東魯能:Li Xiao Peng



選手コメント

[試合後]

【伊藤 翔】
悔しい気持ちのほうが大きい。個人としては点を取れたが、チームの勝利につながっていない。その部分を、チームとしても個人としても突き詰めていく必要がある。

【遠藤 康】
アウェイで最低限の勝ち点1を取れたのは良かったが、勝てた試合だったので悔しさはある。外国籍選手の対応をもっと上手くやれると良かった。

【町田 浩樹】
同じサイドから2失点しているので、責任もある。前半はもっと上手く、一真君と話し合いながら守らなければいけなかった。まだまだ改善点はたくさんある。

【犬飼 智也】
前線が早い段階で2点を取ってくれたので、勝ちたいゲームだった。なので、後ろの選手は責任を感じている。勝ち点3を取れた試合だったと思うので、悔しい。

【三竿 健斗】
最初から上手くいくとは思っていなかった。ミスもあったけれど、その分仲間がカバーしてくれた。途中からリズムをつかむことができたので、90分出来たことは個人的に良かったし、(怪我の状態が)良くなってくればもっとできると思う。アウェイでは、最低勝ち点1が必要だが、2-0までいったので、もったいない試合だった。しかし、最後にピンチもあった中での勝ち点1なので、次に勝てば大きな勝ち点1になる。




◆AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ 第2節(オフィシャル)


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