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[7.20 J1第20節 鹿島2-1鳥栖 カシマ]
ゴールへの執念が足を伸ばした。鹿島アントラーズは1-1の前半35分、DF永木亮太からの浮き球のパスにMFレアンドロが反応。右サイド深い位置からの折り返しに逆サイドからMF白崎凌兵が飛び込んだ。
DF原輝綺と競り合いながら後ろから右足を伸ばすと、ギリギリで捉えたボールはワンバウンドしてGKの頭上を越え、ゴールマウスへ。「逆サイドから崩したときは絶対に中に入るというのは意識している。DFに一番いいコースを取られていたけど、足を伸ばしたらいい感じで入った」と、決勝点のシーンを振り返った。
ボールは「あんまり見えていなかった」そうで、「必死に走って、足を伸ばして、ラッキーだった」と照れ笑い。ワンバウンドしたシュートについても「狙ってない。しっかり当たっていたらGKに止められていたと思う。イレギュラーだったからうまくゴールに吸い込まれた」と率直に認めた。
チームはこれで3連勝で6試合負けなし(4勝2分)。最後に負けたのが5月26日にアウェーで行われた鳥栖戦(●0-1)で、「前回の鳥栖戦は不甲斐ない試合だった。自分自身、思うように動けなかったし、絶対に借りを返したいと思っていた」とリベンジに燃えていた。
DF安西幸輝、MF安部裕葵、FW鈴木優磨の3選手が今夏に海外へ移籍。ケガ人も多数いる中で、それでも常勝軍団はしっかりと勝ち点を積み上げている。3選手の移籍について白崎は「逆に言えば、今までチャンスのなかった選手にはチャンス。競争という意味ではもう一度激しくなる」と歓迎したうえで、「出て行った選手が安心して新しい環境でチャレンジができるように、今いる選手たちでしっかり結果を残したい」と、新たなモチベーションをも得ているようだった。
(取材・文 西山紘平)
◆鹿島の新たな顔へと…2戦連発のMF白崎「出て行った選手が安心してチャレンジできるように」(ゲキサカ)