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鹿島は26日、南米選手権の日本代表で、東京五輪世代のエースFW上田綺世(あやせ、3年)=法大=がサッカー部を退部し、今季から加入することを発表した。2021年の加入が内定していたが1年半前倒し。大学には引き続き通学し、学生とプロ選手の「二足のわらじ」でレベルアップを目指す。
東京・町田市内のキャンパスで加入会見を行った上田は「南米選手権のメンバー入りがキッカケにはなったが、法政でやれることはやり切ったのかなと思い、この決断になった」と明かした。同席した鹿島の強化責任者の鈴木満常務は「主力が抜けたチーム事情もある。貴重な即戦力を得られたことを非常にうれしく思う」と話し、31日のJ1第16節、浦和戦(埼玉)のメンバー入りに「そこから試合に出て頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。
前例の極めて少ない大学生プロJリーガー。五輪前年のチャレンジはリスクも伴うが“出世例”もある。上田と同じく五輪前年に明大からF東京入りしたDF長友佑都(32)=ガラタサライ=だ。鹿島ユース昇格がかなわず、高卒でのプロ入りも逃した上田と同様、長友も明大のスタンドで太鼓をたたいた日々を乗り越え、3年時にサッカー部を退部して07年にF東京でプロ入り。08年北京五輪から成り上がりストーリーが始まった。上田も「プロは目標ではあったが、夢はもっと先にある」と闘志を燃やした。
「もしかしたら法政で試合を重ねていた方が五輪に近いかもしれない。でも僕は飛び込む。まずは周りの信頼を得て、こういう選手だというのを伝えていきたい」。東京五輪での躍動が期待される点取り屋は“長友ロード”で進化を遂げる。(岡島 智哉)
◆【鹿島】法大・上田綺世が“長友ロード”で加入…南米選手権がきっかけ(報知)